続・寺田的陸上日記 昔の日記はこちらから
2003年7月 北へ取材に行っても南部記念
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■7月31日(木)
いや、ホントに仕事が進んでいません。本当は昨日(今日の昼)に終わらせなければいけない仕事が終わらなくて、それ以外にも今日1本、明日1本締め切りが。請求書も送ってない。住んでいる場所が悪いのかな、多摩市なんですけど。仕事がたまる一方なのは、多摩市は一方通行が多いからなのでは? ということで、いかにスズキがスポンサーのドラマとはいえ、「愛するために愛されたい」も見ていません。
スズキで思い出しましたが、今回の世界選手権代表のスズキ3選手(鈴木亜弓・池田久美子・森千夏)は全員が女子。女子フィールド種目の代表は6人しかいませんが、そのうちの2人がスズキの選手。このドラマを見るようになってから言い続けていますが、陸上界への貢献度は大きいですね。
ちなみに代表3人はミキハウス、富士通、大阪ガス、中国電力と並んで2番目に多い数です。最多は5人のミズノ。2人は長谷川体育施設と天満屋とグローバリー。元社員まで範囲を広げると、ミキハウスは5人です。今回も代表メンバーを出身大学や出身県、学年で分類すると面白そうですね。時間ができたら……って、いつできるのかわかりませんが、分析してみましょう。そんなに時間もかからないでしょう。でも、時間ができたら、ある人と真っ昼間ビールを飲むことになっているなあ。
ところで、県別分類を前述のミキハウスのように“拡大定義”をすると、福島と広島の関係者が多くなりますね。福島は佐藤光浩・松崎彰徳・吉田真希子・池田久美子・佐藤敦之と5人。広島は松田亮・為末大・尾方剛・油谷繁・清水康次・佐藤敦之と6人。兵庫出身も多いですね。朝原宣治・小坂田淳・坪田智夫・新井初佳・松岡理恵・坂本直子の6人。拡大定義だと山村貴彦も加わって7人か。愛知も多いな。拡大定義では室伏広治・岩水嘉孝・今井美希・大南敬美・内藤真人・鈴木亜弓の6人。人口比で考えると、福島が一番頑張っています。
千葉もそこそこ。拡大定義すると八千代松陰高出身の今村文男、成田高出身の室伏広治と沢野大地、千葉登録の土江寛裕・山村貴彦の富士通勢、そして千葉真子……。
■7月30日(水)
昨晩はAM5時まで仕事。途中、睡魔が出てきたときに再度、ISHIROの掲示板を使わせてもらいました。おかげで眠気は去りましたね。頑張ろうと思えば、もう1時間(6時まで)は仕事ができたと思います。
朝は9時半に起きたかったのですが、寝坊して10時半に。眠気覚ましに15分読書。なんだかんだで360ページまで読み進みました(「ウィーンの密使 フランス革命秘話」)。お気楽な自営業者と思われてしまいそうですが、今日の仕事量(締め切り)は生半可なものじゃありません。5時間半も寝ておいて言うのもなんですが、ホント、睡眠時間さえ惜しいのです。読書をするのは、気分転換になって作業効率が上がるから。睡眠をとるのも同じ理由からです。徹夜、鉄也では「なんばしちょっとるか」と怒られる……じゃなくて、効率が上がりません。
ただ、締め切りを守らないといけない場合もあるわけで、そういうときは、やむなく徹夜をするわけです。わざわざ書かなくても、想像できることですね。ただ、寺田は基本的に1人で仕事をしていますから、サボっているか仕事をしているか、第三者にはわからないわけです。発注元は「寺田の奴、寝ているんじゃないか」と邪推してしまわないとも限りません。
そこで役に立つのがISHIRO掲示板。ここに書き込みをすれば、書き込んだ時間も残ります。その時間もしっかり起きていたよ、という裏付けになるわけです。つまり、アリバイがあるということ。こんな有効な使用法に今まで気づかなかったとは、迂闊でした。
でも、真似はしないでください。先日と同じ主張の繰り返しですが、ISHIRO掲示板をアリバイ工作に使うのは、面識があって、ユンケルをおごることのできる人だけに限られます。それと書き込むネタは、できればイチロー選手関連がいいでしょう。今は陸上競技の良識派が意見を言う掲示板みたいになっていますし、R誌(ある雑誌の略)編集長などは業務連絡に使っていますが、元々は“イチロー似の記者の掲示板”というのが出発点ですから。
■7月29日(火)
昨晩からかなり巻きを入れて仕事をしています。自宅でもできたのですが、知り合いの事務所に泊まり込み。今日もその事務所で仕事をして、“今日の昼”締め切りの原稿を14時に送信。読書をしながら昼食をとって、その後、このサイトのメンテ。ネット上で新聞記事を見ていたら、ある新聞の見出しが「北島に続け 末続世界新宣言」となっていました。記事も読みましたが、昨日の末續選手のコメントの意味とは若干違うように書かれています。ということで、昨日の会見の模様を、末續選手の部分だけピックアップして記事にしました。
しかし、その作業中、1カ所疑問が。パリの印象を聞かれた末續選手が「パリは食べ物が綺麗だと聞いているので、汚さないようにしたいですね」と話したと、メモしてあります。東海大の短距離合宿中に、「エドモントンでは食事がばか多かった。フランスはどうですかね」という話を末續選手がしていて、それで今回も「食べ物が綺麗」と言ったのだと思ったのです。でも、もしかしたら“建物”と言ったのかな、と、ちょっと自信が揺らぎました。
変なことで選手に電話をしたくはないのですが、今回は重要なことだと判断して、末續選手の携帯に電話。「建物ですよ、建物。文化の高い街だと聞いていますので」とのことでした。寺田もたくさん選手のコメントを紹介してきていますが、間違いの1つや2つはしているかもしれません。選手のみなさん、もしも決定的な聞き違いをやらかしていたら、遠慮なくご指摘ください。
■7月28日(月)
そこそこ早めに起きてふた仕事くらい片づけ、フランス大使館に。最寄り駅は広尾ですが、所番地は南麻布でした。14時からTBSの世界陸上制作発表です。メインキャスターは小林史明選手かと思ったら、織田裕二でした。一部陸上ファンからは批判もある織田裕二ですが、今日の会見で話していたキャスターとしての基本姿勢はしっかりしたもの。今回で4回目だそうです。織田ファンが世界選手権の中継を見たのがきっかけに、陸上競技ファンになってくれればいいですね。期待しましょう。
陸上界からは苅部俊二選手(もうコーチの方がいいのかな)と末續慎吾選手が出席。苅部選手はエドモントン大会同様、現地リポーターです。面白かったのは、司会のTBS初田アナによる苅部選手の紹介。盛んに「陸上界の貴公子」「ハードルの貴公子」と持ち上げます(有名税ならぬ二枚目税ですね)。苅部選手は「貴公子なんかじゃないですけど」と挨拶のときに否定。すると、初田アナは「“貴公子”ではなく、助教授になった“元講師”だそうです」と切り返し。思いっきり笑わせていただきました。ちなみに、苅部選手はパーティーもそこそこ、長崎に出立しました。いいなあ、寺田もインターハイに行きたい。
それにしても、末續選手の落ち着きぶりは見事。えぐい質問にも瞬時に、当意即妙の答えが出てきます。今回の記者発表は主に、テレビ番組報道(わかりますよね)の担当者が集まっていました。陸上競技取材の常連記者は寺田だけ。いつもの取材とは、かなり雰囲気も違っています。しかも、隣の席にはフランス大使。普通、ここまで落ち着いた対応はできないでしょう。まだ、社会人1年目ですよ。
こういったメンタル的に動じない部分も、末續選手の強さの一端でしょうか。
■7月27日(日)
昨晩も早めにダウンしてしまい、7時台と早起きして仕事。10時までに一仕事、片づけました。ここで油断してしまったのが失敗です。睡魔に襲われて、14時頃まで再度ダウン。昨日の疲れもあったんでしょう。以前にも書きましたが、トラック&フィールドの取材は、かなりの疲労が来ますね。そうか、疲労は来るものだったのか、って自分で書いておいてなんですが、明日は広尾に行くんです、フランス大使館。
そういえば昨日は、取材中からしんどかったですね。谷川聡選手と立ち話中に思わず、手近にあった椅子に腰掛けさせてもらっちゃいました。選手と一緒のときにこんな行動をとるのは珍しいこと。顔なじみの相手だからできたことかもしれません。谷川選手が肩をもんでくれました。「凝っていますね」と谷川選手。一瞬、寺田が書いた何かの記事のことかと思いましたが、肩のことでした。自分では他人と比較できないのでよくわかりませんが、よく言われます。記事が……じゃなくて肩が凝っているって。運動不足や、キーボードを打っているときの姿勢が問題なようです。あとは、10年前に左膝を手術した後遺症でしょうか。
昨日の日記のちょっとした補足。木田選手の“キタキツネ走り”について、掟を破って川本先生に質問しました。「北海道出身だからだよ。他に理由なんかない」とのお答えでした。こちらは、この1年間ずっと、“キタキツネ走り”を解き明かそうと、夜も眠らずに(朝は眠って)考えてきたのですが。でも、現実とは、そういったものです。推理小説のように、アッと驚く謎解きが最後に待っているわけじゃありません。しかし、川本先生の何気ないひと言から記者が静かに騒ぎ立て、最終的には選手も「キタキツネ走りは52秒台の走り」と言うまでになりました(正確には選手が言ったのではなく、記者がそう言って同意を求めたんですけど)。無駄ではなかったと、思います。
もう1つ補足。元日本学連幹事長の木下ディレクターも、近田アナと同じ北海道文化放送の社員です。で、世界選手権の北海道開催の話を切り出したのは寺田の方です。あんまり、他社の人間が“こういう考え・計画を持っている”と公にするのはよくありませんから。まあ、世界選手権北海道開催だったら害のない話ですから、問題ないと思いますけど。
話は今日に戻ります。膝の手術の後遺症は、腰(臀部)の痛みにもつながっていると思いますが、15時半にはその治療に。ちょっとずつ良くなってはきています。あと3週間ちょっとでパリ行きの飛行機に乗らないといけませんからね。
治療のあと、そのまま外で遅めの昼食をとって、30分ほどカフェで読書。先日購入した「ウィーンの密使 フランス革命秘話」を197ページまで読みました。若干リラックスモードですが、そのあとは仕事をしました。いつもですけど、かなり仕事が押し詰まっています。
■7月26日(土)
昨晩はちょっと(ビール1杯だけですけど)飲んでしまいまして、早めに就寝。ホテルで2時間眠って、その後朝の4:30まで仕事。また眠って、朝の7:30に起床してまた仕事。9:30にホテルを出て、9:53に円山競技場着。今年の南部記念は例年より実施種目が少し、少なくなっているでしょうか。春季サーキットもそうでしたし、日本グランプリ・シリーズとしては1週間前の松任で、男子400 mHや女子砲丸投などが行われていますし。
各種目(全種目?)戦評は別記事にする予定ですが、地元北海道勢がワンツーを飾ったのが女子400 m。木田真有選手が昨年に続いて2連勝を飾りました。しかし、優勝タイムは53秒99にとどまり、“キタキツネ走り”は不発。ただ、女子4×100 mRの日本新を除くと、今大会は例年に比べて好記録が少なく、木田選手は女子の最優秀選手に。
男子の最優秀選手は、2位に圧倒的な差を付け、世界選手権追加代表にも選ばれた内藤真人選手。“真真コンビ”(なんて読んだらいいのでしょう。“ま・まコンビ”は変な語呂だし)の受賞となりました。だから提案したわけです、内藤選手を前日の記者会見にも呼ぶべきだって……なんか、自慢っぽくて嫌な言い方ですね。デリートしようかとも思いましたが、主催者も人選に気を付けてもらいいので、書いておきます。でも、この手のことを書くのは、控えめにしましょう。
北海道の陸上報道人としては、北海道文化放送の近田アナ(明大競走部出身)が有名ですが、今年からは元日本学連幹事長の木下ディレクターも現場に姿を見せています。彼と話したことの1つに、世界選手権を北海道でできないか、ということがありました。世界選手権はどうしても開催時期が8月になりますから、日本でやるとしたら気候的には北海道が一番。
問題は観客動員。地元自治体と企業が一体となって宣伝をすれば、なんとかならないですかね。実際、夏は観光シーズンですから、北海道観光と世界選手権観戦をセットにして旅行商品化するとか。航空会社とタイアップして、世界選手権観戦チケットを持っていたら、片道5000円で飛行機に乗れるようにするとか。
それに、木田・久保倉両選手にとどまらず、このところ北海道選手の活躍が目立っています。小野真澄選手を筆頭に、ジュニアでは高平慎士選手、女子棒高跳でジュニア日本新を出した南野選手、男子走幅跳の品田選手、女子短距離の北風選手・成田選手。純地元選手が頑張れば、地元からもたくさんのファンが足を運んでくれるのでは?(いつもながらの楽観論) 札幌で2009年開催ってどうでしょうか。2回連続日本開催は無理?
■7月25日(金)
昨晩も仕事途中でダウンしましたが、9時には起きて仕事。4時間睡眠ですが、緊張感があれば、このくらい眠れば十分。昨晩中にほぼできあがっていたのですが、2本、10時までに原稿を送信しました。10:55に自宅を出発して、12:22羽田空港着。移動中に書いた昨日の日記を、サイトにアップしました。
多少の仕事を抱えつつも予定通り14:30、札幌に到着し、記者会見場の札幌プリンスホテルに直行。Y新聞S田さんに同行させてもらったおかげで、15:45には会場着。O内さんとこのサイトの件で打ち合わせ。
会見の模様は記事にしました。選手はこの5人が出席していましたが、先週、13秒47の日本新&A標準突破を果たした内藤真人選手が呼ばれていないのは、正直、残念に思いました。今大会出場中最新の日本記録更新者で、世界選手権の追加代表となる可能性も最も高い選手でしょう。日本新を出したのが愛知県選手権で、ほとんどの記者は内藤選手の話が聞けていないません。ということはイコール、内藤選手の声が陸上ファンに届いていないわけです。
残念だったのは確かですけど、主催者の対応は丁寧なものでした。昨日、北海道新聞事業部から記者会見の案内の電話があったときに、上記の理由を説明して、内藤選手の追加をお願いしたら、迅速に対応してくれたようです。いかんせん、内藤選手が16時(着?)の飛行機だったので出席はできませんでしたが、このようなケースでは、何かと理由をつけて対応作業すらしてくれないケースも多いのです。実際問題、大会運営の実務担当者が必ずしも陸上競技の専門家でないケースは多いので、こういったときは姿勢が大切だと思います。
会見後、会場外にいた吉田&木田選手と雑談。木田選手の特徴である“キタキツネ走り”(川本監督命名)について、見解を交換しました。現時点で寺田が推測している“キタキツネ走り”命名の理由は、以下の通りです。
@木田選手が北海道出身で、しかも目が細いから(これは誰でも気づきます)
A後半に強い木田選手は、ホームストレートで抜け出る(差をつける)ことが多い。それを見ていた観客または関係者が「木田、来たね」と言いたいところを訛って「木田、きつね」と話していたから(これも、誰でも気づく点です。次が重要)。
B400 mの場合、加速段階よりも中間疾走の局面が圧倒的に長く、脚さばきの上手い木田選手の特徴が生かされるから。脚さばきの上手さとは、リード脚が接地した瞬間に、後ろ脚のヒザがリード脚のヒザを追い抜いているくらいが、重心移動がしやすいということです。末續選手や田島宣弘選手も、その点が優れているというデータがあります。この脚さばきが、キタキツネの動きに似ているのではないかと、推測したわけです。
上記はあくまで寺田の推測であり、川本先生に確認したわけではありません。特にBに関しては、記者が安易に決めつけていい部分ではないので、くれぐれも注意をしてください。@Aは許される範囲でしょうか。
しかし今日、吉田選手が「○○県出身の選手だったら川本先生、●●走りって言うよなあ」と話していました。ということはつまり、単に北海道出身だから? まさか、それだけの理由? いずれにしても、要は結果です。52秒台の走りだったら“キタキツネ走り炸裂”ということで、この話はまとまりました。“キタキツネ走り”の結論は“52秒台の走り”ですので、お間違えのないように。
■7月24日(木)
決して暇になったわけではありませんが、久しぶりに本屋に行って文庫本を2冊購入しました。1冊はお気に入りの作家の日記。以前にも書いたと思いますが、寺田は自分と対極的な存在であるマルチタイプの天才に憧れます。この作家もそういうタイプ。三芸くらいで秀でています。一日にものすごく多方面の仕事をこなしながら、それでいて寺田のように「忙しい、忙しい」とグチを言わずに何事にも前向きで、余裕を感じさせるところは、見習いたいと思っています。
ということで、単細胞の寺田は今日から気持ちを入れ替えて、グチを少なくしましょう。なくすとは言いません。グチは、オチにも使えますので。
で、何を変えたのかといえば、読書をしました。もう1冊購入した文庫本を。タイトルは「ウィーンの密使」(藤本ひとみ著)。フランス革命時のパリとウィーンを舞台にした小説です。約50ページ読みました。といっても、読みやすい本ですし、背景もよく知っている時代ですから、時間にすると20〜25分くらい。ドトールでコーヒーを飲みながら読みました。
かといって、仕事をやらなかったなんてことはまったくなくて、むしろその逆。午前中は陸マガ次号付録の原稿(本当は昨日締め切り)、その後電話を5〜6本。そのうち1本はロンドン・マラソンでお世話になった通訳の方に。南部記念関係の電話もありました。明日の状況次第では、その内容を公開できるでしょうか。昼食を挟んで外出し、銀行その他の用事を済ませ、ドトールでは短めの原稿も1本。帰宅して本サイトのメンテナンスをして、最後にT社用の資料作り。
その合間の読書でしたが、読書は昨年の8月以来。この11カ月間、本当に余裕がなかったのでしょう。実際の時間というよりも、気持ちの問題なのは明白です。沢野大地選手が5m60が壁になっていた頃、「気持ちの問題です」と言い続けていましたが、それと一緒かも(一緒にするなって?)。明日から、北の大地で南部記念の取材です。
■7月23日(水)
昨晩というか今朝は5時頃にダウン。10時には起床して、13時半頃まで世界選手権準備関連の仕事。全部は終わらなかったがめどは付けて、14時半に自宅を出発。校正作業をするため、都内某社に。
17時頃まで校正をして、陸マガ編集部に移動。
「日記見ましたよ。ひどい奴がいるんですね」
「某誌ってどこ? 某君って、もしかしてM田君じゃないの?」
昨日の日記を見た面々から、同情の言葉をもらいましたが、某君とはもちろん、坊功造選手のことではなくて……某君は本当に、ユーモアでこちらの緊張をほぐそうとしてくれたのですから、悪者にしないでくださいね。しかし今日、夕べはそれなりの時間眠ってしまったことを某君に話すと、「えっ? 眠ったんですか」というリアクション。やっぱり、暴君でした。
編集部では陸マガの原稿を書く予定でしたが、先の校正作業の中で差し替え原稿を2カ所書かなければいけないことになり、そちらを優先。次に、午前中終わらなかった分を片づけ、陸マガの原稿は21時30分頃から。23時まで頑張りましたが、結局、終わりません。自宅に戻って食事をして、現在午前1時。徹夜をするか、早起きをしてやるか、迷っているところです。
7月19日(土)の日記も書きました↓↓↓
■7月22日(火)
夕方、某誌編集部に電話をして、締め切りの話をしていました。
寺田「ごめん。まだ取りかかれない。今週中でいいんだよね」
某君「ええ。早めにと言ったのは、月末に近くなるほど寺田さんが忙しくなると思ったからなんです」
寺田「いやあ。それが、今がピーク」
某君「眠らないで書いてください。歯磨きしながらトイレに行くとか」
まるで、暴君のような編集者でした。もちろんジョークで、こちらの気持ちを和ませようと言ってくれているわけです。
ということで、気持ちに余裕ができたので、ちょっと前の日記を書きます。「忙しさ」と「睡眠」がキーワードですか?
□7月17日(木)
「眠る時間がもったいないわ。少しでも長く目を開けていたい気分」
という台詞が、今日放映された「愛するために愛されたい」というTBS夜9時枠のドラマでありました。黒木瞳演じる女性バンカー(銀行家)が徹夜明けに、部下から「休んだ方がいいのでは」と言われたことに返した言葉です。
このドラマは役者陣の台詞が棒読みだったり、やたら哲学的な台詞が多くて不評のようですが、寺田は好きで見るようにしています。冒頭で紹介したようなオッと思える台詞が、ときどきあるから……これって、映画や小説の登場人物に自分を重ね合わせる“自己なんとかなんとか”っていう、心理学でいうところの……要するに、ただの単細胞人間ということでしょう。昨夜、徹夜して自分の細胞の数を数えました。
すいません。訂正です。見ている理由はスズキが番組スポンサーだから。スズキが陸上界への貢献度を考えたら、見逃すわけにはいきません。
話を戻すと、寺田も「眠る時間がもったいない」と言いたいくらいに忙しい。世界選手権準備関連の仕事が今、ピークなんです。それも1社じゃなくて複数の社。この状態がいつまで続くのか。間に南部記念もはさんで来月頭まででしょうか。長崎インターハイに行くのは、どうでしょうか。
ところで、もう1つ、紹介したい台詞がありました。ドラマの前回最後の部分で、坂口憲二扮するスペースシャトルのパイロット候補が、黒木瞳に問います。
坂口「あなたにとって、宇宙とはなんなのですか」
黒木「私にとって、宇宙はビジネスよ」
坂口「うそだ」
瞬時に、自分のことに状況を置き換えました。
「あなたにとって陸上競技とはなんなのですか」
と問われたとき、フリーランスの寺田は
「僕にとって、陸上競技はビジネスだ」
と答えるのだろうか、と。
□7月18日(金)
昨日の話の続きはまた、機会を見て書こうと思っていますが、要するにただ、忙しいことをグチりたいだけなんでしょう、主演も坂口憲二ですし…。ほんと、稼ぎ時でもあるんです、今が。その点、黒木瞳は冒頭の台詞を言ったその日か翌日には、1人でタンゴを踊っていましたけど。
眠る時間がもったいないと思っても、ドラマの中の人物のように眠らないわけにはいきません。でも、“ここは頑張らないと”という時もあります。先日、眠くてどうしようもないときに思いついた“目を覚ます方法”が、ISHIROの掲示板に書き込みをすること。仕事とは関係のないちょっとしたことですが、大勢の人間から見られる場所に何かを書くことで、通常とは違う新鮮な気持ちに自分をするのが狙いです。書き込んだのは以下のコメント。
大きな大会がなくて顔を見ていないと思っていたら、
前半戦最終試合で打率1位になっていたんですね。
さすがです。
オールスター戦でもご活躍を。
改めて解説すると、ISHIROはマリナーズのイチロー選手に酷似した陸上競技担当の新聞記者です。この書き込みは効果がありましたね。頭が一気に冴えました。でも、同じことを多くの人がやったら、掲示板は混乱します。くれぐれも真似しないでくださいね。これは、本人と面識のある人間だけがやっていいこと。
さらに言うなら、ISHIRO掲示板で眠気覚ましをした場合、寺田はISHIRO記者にユンケルをおごる約束になっています。えっ? ISHIRO記者の方が得しているって? おごったときにISHIRO記者が「デショ?」っとイチローCMの物真似をしてくれることになっています。
□7月19日(土)
「巨人ファンですか?」
生まれてこの方、こう質問されたのは初めてである(たぶん)。正直、心外だった。俗に言う“巨人・大鵬・卵焼き”という、誰でも好きになるものにはなびかない傾向が、自分にはあると思っていた。在野精神というと少々大げさかもしれないが、まあ、そんな気概を持っているつもりだった(昔は阪神ファンだった。あくまでも過去形。優勝しそうだからと、戻ったりしない)。ところが今日、東海大での陸連合宿終了直後に、冒頭の質問をされてしまったのである。
質問の主は“人格者”スプリンターとして名を馳せている土江寛裕選手。所属は、その名を北欧にまでとどろかせる富士通である。
伏線としてまず、土江選手が携帯電話を昨日、機種変更したと練習の合間に話してくれたことを指摘しておく。陸マガ7月号の持ち物検査で取材させてもらった際には「みんなが二つ折りタイプにするようになったから、僕は逆にまっすぐのタイプにしました」と、答えてくれた。実際、誌面にもそのコメントが載っている。ところが、今回の機種を見ると、現在主流の二つ折りタイプ。話が違うのである。
しかし、それはお互い様だった。寺田も日記で富士通のパソコンを買うと宣言しておきながら、SONYのパソコンに購入機種を変更した。変更した経緯も書いておいたが、土江選手は知らなかったようである。
土江「えっ、ルークス(富士通のパソコン)じゃなかったんですか?」
寺田「ごめん、SONYにした」
土江「もしかして、巨人ファンですか?」
寺田「えっ? なんで巨人」
土江「SONYは巨人のイメージなんです」
寺田「パソコンだったら、富士通の方がシェアは上だろ?」
土江「会社としてのイメージだったら、SONYは巨人ですよ」
意欲的な新製品を自ら開発するSONYは、選手を育成して他チームにFAで供給してしまう広島カープに近い気もするのだが、どうだろう土江選手。逆に、FAで有力選手を買いあさる巨人は、松下(龍治じゃなくてパナソニックね)に近いイメージなんだけど。
SONYのイメージに関して見解が分かれたが、土江選手も在野精神に富んでいるというか、反主流の立場になればなるほど、“なにくそ”っと燃えるタイプ……と見た。確か、広島ファンである。携帯電話を二つ折りタイプに変えたのも、たぶんわけあってのことだろう。単に流行を追ったのでは、絶対にないはずだ。
話はいきなり陸上競技に変わるが、土江選手が世界選手権本番の4×100 mRを走れるかどうか、厳しい状況である。それは土江選手自身が一番よくわかっていることで、だからこそA標準突破に意欲を燃やして大阪府選手権に出場したり、ヨーロッパ遠征にも出かけた。窮地に立たされているときこそ、その真価を発揮するというか、輝きを増すのが土江選手(の額…ではない)。この文章もSONYパソコンで書いていて何だが、富士通魂を見せてくれると、個人的には思っている。
■7月16日(水)
早田俊幸選手が引退しました。早田選手の功績は、97年福岡で出した国内日本人最高(当時)もありますが、寺田は別の部分を評価しています。その点は、長距離ではない種目(俗に言う一般種目)のある大物選手が評価していたことでもあるんですが、それは……書くにはまだ、時期尚早です。書くまでに“時”が必要なことって、あります。
話は変わりますが、寺田も陸上競技ライターを引退します……と言いたいくらいにテンパっています。睡眠時間が…。早田俊幸選手の引退を惜しむ声は、いくつかの掲示板に出ていると想像しますが、寺田が引退して惜しんでくれる人は、果たして何人いるでしょうか。ほんと、いつも書いているような気がしますが、睡眠と食事とトイレとシャワーと、あと何だろう。それ以外は仕事ばかりしています。
でも、このところかなりかかり切りだった冊子の原稿が、今日の昼に書き終えました。もうちょっと時間があったら、もう少し“鋭い”と思わせる点を書き込めたかもしれません。時間との兼ね合いで、どうしようもなかったのですが、限られた時間でいかに質を上げるのかが、ライターとしての能力ですから。
これだけ日記に忙しいとグチを書いていると「もっと人間らしい生活をしろ」と時折り、言われます。寺田が直接言われるときに引き合いに出るわけじゃありませんが、大自然の中で悠々と、パソコンや携帯電話に追い回されない生活をして、本当の自分を見つめながら人生を送る……って、よく聞くような気がしません。そういう生活が人間らしいって。
でも、最近思うのですが、自由な時間がある生活って、人間よりもネコに近いですよね(一昨日の日記で池田選手記事のネコを話題にしたのは、ここでネコを出すための伏線だったのです)。ネコというか動物。大自然のなかでっていうくらいですから。逆じゃないかと思うんです。忙しいことこそ人間特有の現象ですから、“人間らしい”と言えるんじゃないでしょうか。
えっ、ヘリクツ……サンチェスに負けるな為末!
■7月15日(火)
唐突ですが、寺田のヨーロッパ好きは事実です。昨日はパリ祭(革命記念日か)とかすぐ思いつきますし、一昨年、昨年と2年連続、ろくに英語もできないくせにヨーロッパまで行ってグランプリを取材しました。これも昨年まで2年連続で行ったロンドン・マラソンでは、ラドクリフのサインまでもらってしまうミーハーです(再来年あたり、ロンドンで弘山晴美選手のサインをもらおうと思っています)。
国内では日本選手権は特別なものだと思って、特設サイトなどを設けていますし、「春季サーキット完全制覇」とか言って喜んでいます。でも、ローカルな試合も決して、つまらないと思ったことはありません。
今回、静岡県選手権に出場していたある選手から、メールをもらいました。その返信のなかで無意識に、県選手権など地方大会への寺田のスタンスみたいなものを書いていましたので、転載します。文章の流れが途切れ途切れですが、私信ということでご容赦を。いつもか?
以前……と言っても13年も前のことですが、慶応大学に束田選手っていましたよね、400 mの選手で。会津高校出身で同期に福島大の穐本選手(400 mH)、1学年後輩に筑波大の五十嵐幸一選手がいました。
この3人の取材をメインに、8月の東北選手権を取材して、地区選手権ならではの選手を何人か取り上げたことがあります(陸マガで)。その頃から、地区選手権や県選手権でも、詳しく知れば面白い選手、そのレベルなりに頑張って陸上競技に取り組んでいる選手がいて、紹介の仕方によっては記事にできると、ずっと思っていました。
フリーになってからはどうしても、専門誌以外でも記事にできるようなトップ選手の取材が多くなってしまっています。高校生・大学生の取材機会もめっきり減ってしまっていますし。
そのような思いがある中で、今回、静岡県選手権を取材できました。日記にも書きましたが、知らない選手には声をかけにくいのですが、今回の記録と過去の記録を照らし合わせれば、その選手の取り組みがある程度は理解できます。ただ、推測できることなど限られていますし、こちらの知識だけで、その選手の全体像が把握できるとも思っていません。安易な決めつけは、戒めていかなければいけないと思っています。
将来、金銭面と時間面で余裕ができたなら、47都道府県選手権取材完全制覇をしてみたいですね。
■7月14日(月)
陸マガ8月号発売日。編集部の皆さん、お疲れさまでした。今回、お手伝いさせてもらったのは、末續慎吾・吉田真希子・池田久美子選手の記事。写真も頑張って撮りました。協力してくれた選手3人には、心から感謝いたします。あっ、失礼しました、川本和久先生にも。
福島大OB2選手の写真絵柄は、編集部から「川本先生と3人の絡み」という注文。しかし、P155の3人でパリの方角(?)を指差している写真は、川本先生が絵作りをしてくれたもの。決して寺田がお願いしたやらせの絵柄ではなく、師弟が自発的にとったポーズなのです。細かい点を言えば、池田選手だけ左腕を腰に当てていません。こういった点はカメラマン(今回は寺田)が、その場で気づかなければいけないこと。やっぱり、緊張していたんだと思います、大物選手と大物コーチを前にして。取材経験を重ねてリラックスができるようになると、細部まで気づくようになるでしょう。まだまだですね、寺田は。
逆にP152-153の写真の絵柄は、寺田がお願いしたもの。これも3人で撮ろうとしたのですが、川本先生が自発的に外れてくれました。取材する側の考えを理解してくれる、素晴らしいコーチだと思いました。でも、このとき川本先生が2人に指示したポーズはこれ。陸マガでは使えませんよね。
実はもう1つ絵柄の違う写真を撮りました。今年、福島大のトラックが新装されたので、写真にそれを入れようという意図です。それがこれ。まさか、3人指さしポーズの写真が採用されるとは思わなかったので…。でも、写真的にもグッドなページに仕上がっていますよね? 3人ともいい表情で。川本先生のアキレス腱断列前でよかったです。ありがとうございました。
ところで、池田選手の記事にネコの話題が出てきます。このサイトのトップページにネコのイラストを載せているくらい、寺田はネコ好きですから(ということにしておきましょう)。以前にも紹介しましたが、イラスト・ネコは弘山晴美選手もお気に入りです(トラに似ているからか?)。次に福島大にお邪魔するのは、茂木智子選手が活躍したときでしょうか。走力はかつてないほど上がっているそうです。
末續選手に関しては、このところお茶目路線のインタビューがテレビで流れていたので(水戸国際や日本選手権)、逆にシリアス路線で行こうという意図です。
■7月13日(日)
静岡県選手権2日目。昨日は原付でエコパまで行きましたが、今日は兄に車で送ってもらいました。袋井まで持ち込んだけど結局、ほとんど進まなかった原稿があります。その資料がまた膨大にあったので、とっても助かりました。帰りは最寄りの愛野駅まで歩きましたが、20分かかる距離がありましたから(15分と表記してある資料も多いのですが、陸上競技場まではよっぽど速歩きしないと15分では無理)。
会場に着いて静岡陸協・永田先生(スズキの永田総監督とは別人)に会うと「記録が静岡陸協のサイトにアップされていませんでしたね」と挨拶…のつもり。しかし、聞けば永田先生も色々と大変のようです。ISHIRO記者も盛んに言っていますが、ボランティアで成立しているサイトの管理者に、手前勝手なお願いはいけません。特に、面識のない人は気をつけるべきでしょう(記録は日曜日にはアップされていました)。
今大会で特筆されるのは、2面ある巨大電光掲示板をフルに使用していたことです。スタートリストや結果の発表だけでなく、トラック種目はビデオカメラの映像もリアルタイムで流し、フィニッシュ後すぐにリプライを再生してくれます。観客、選手とも大変にありがたいことですし、選手の何人かも「すごい」と言っていました。県選手権の取材はそれほど機会がありませんが、映像までやってくれる県って、あるのでしょうか。
画質はさすがに、日本選手権などに比べると落ちます。永田先生の説明で、その理由がわかりました。実はこの映像、すべて近隣高校の生徒によって、撮影・操作されていたのです。よって、カメラ機材も、プロ仕様のものではないということになります。電光スクリーンは競技場への使用料だけで、1時間1万円以上かかるのですが、映像を専門の会社に委託するとさらに、150万円もかかるのだそうです(1日か大会全体か聞き忘れました)。それを国体でも、高校生の手作りでやってしまおうということです。カメラのグレードアップにだけ投資すれば、かなりのクオリティでできますね。本当にすごいと思いました。記録の発表も速やかで、予選の次の組がスタートする前に行われています(これは、それほど珍しくありませんが)。
しいてお願いをするなら、アナウンスでしょうか。静岡新聞・宮下さんとも話していたのですが、世界選手権代表の池田久美子や森千夏ら、トップ選手が試技を行うときに、観客の注意を引くようなアナウンスがあってもいいのかな、と。古い話で恐縮ですが、1979年の静岡リレーカーニバル(静岡国際の前身)で、寺田が男子走高跳の阪本孝男選手と円盤投の川崎清貴選手の日本新を見逃さなかったのは、招待種目が少なかったせいもあるのでしょうが、試技の前にしっかりアナウンスがあったからだと思います。今回は観客と言ってもほとんどが関係者。必要ないとの判断だったのかもしれません。
あとは、取材規制への臨機応変の対応をお願いしたかったです。国体のリハーサルを兼ねていたのかもしれませんが、今回取材していたのは、静岡新聞と寺田だけだったのですから。でも、本番が厳しくなることが予想できたので、収穫と言えば収穫でしょうか。
競技も大詰め、男子4×400 mRの直前のことでした。本当にスタート直前にもかかわらず、ある選手が宮下さんに話しかけています。クラブチーム所属の選手ですが、新聞に自分の勤務先の名前も併記してほしいというお願い。職場のみんなが喜ぶし、その選手が競技をすることに理解が得られやすいからでしょう。宮下さんも快諾。県選手権レベルでも長年頑張っている選手と、地方マスメディアの好ましい関係を見たように思います。その選手は数分後には4×400 mRを走り、出場選手中最速タイムと思えるラップで走り、チームを一気に上位に引き上げました。
■7月12日(土)
静岡県選手権1日目を取材。エコパへは、途中、コンビニに寄って昼食を買い出しても、実家から原付で10分もかかりません。朝の予選から行きました。静岡県の報道担当の先生や、静岡新聞の宮下さんとは顔なじみ。お互いに顔を知っていると、ことはスムーズです。ただ、報道控え室がスタンドに2本ある廊下のうち、奥の廊下の外側。国体でも同じ部屋だそうですから、競技を見ながら仕事をすることはできません。もちろん記者席はスタンドにありますが、屋根がすごく高いので、日陰になるかどうかは不明。記者室との往復も、今日は階段の全部が使えるわけではなく、どのくらい遠いのか経路を確認することはできませんでした。
静岡県選手権の取材は初めてではありません。棒高跳の鈴木秀司選手が出場していた頃で、静岡の高校生3人がインターハイ前に5mを跳んでいて、その3人の写真を撮らせてもらった記憶があります(全員が浜松の高校だったかな)。そのときの他に最低でも、もう1回は取材しています。静岡県が強かった頃は、陸マガの仕事で来られていたのです。
今日の模様は別に記事にしました。特に、何かのメディアに掲載する取材ではないので、話を聞けるのは知り合いの選手や指導者に限られます。なかなか「寺田的陸上競技WEBに載せたいから、話を聞かせてくれ」とは言えないと自分では思っているのですが、どう思われます? 女子200 mの長倉選手など、話を聞きたい気持ちはあったのですが…。でも、写真は撮らせてもらいました。さすがに、関西インカレの野木香里選手のように「どこに載るんですか」と質問されることはありませんでした。高校生と(世慣れた)大学生の違いでしょうか(5月14日の日記参照)。
いつもの取材に比べると知り合いの方は少なかったですけど、東海大・宮川先生や、浜松商高・杉井先生から面白い話を聞くことができました。200 mで20秒92を出した松本選手の話も「おっ」と思えるもの。そして最後に、ハンマー投の池田選手からは、室伏父子とのめちゃくちゃに面白いエピソードを聞かせてもらいました。池田選手は、室伏重信先生とも、室伏広治選手とも競技をしたことのある、数少ない選手の1人。ただ単に一緒に試合をしただけでなく、“関わり方”が面白いのです。どう面白いのかは、記事で明らかにする予定(ちょっとあてにならない予定)。
問題は、書く時間があるのか? 静岡県選手権の記事を優先したので、持ち込んだ冊子の原稿が進んでいません。実は、昼間の取材中も、そっちの仕事ができるように資料をエコパまで持っていっていたのですが…。明日は急ぎの仕事もあるので、仕事は三重に抱え込むかっこう。実はピンチなのです。
■7月11日(金)
ただいま袋井市の実家です。遊んだり、羽を伸ばすのが目的ではありませんので、念のため。しかも、原稿まで大量に抱えています。それはともかく、明日から2日間、静岡県選手権を取材するために帰省しました。静岡県選手権が行われるエコパは、今秋の国体会場でもありますが、寺田の実家から近いのです。距離にして5〜6km。たまには純地元の県選手権の取材もいいかな、と。
ところで、昨日中に書き上げる予定だった6ページは結局、朝までに4ページ、今日の昼に2ページ提出。本来、今日中に冊子1冊分の原稿を書き上げる予定でしたが、数ページ書き切れませんでした。夕方、M部長と今後のスケジュールを相談し、来週の火曜日までになんとかすれば大丈夫ということに、関係各方面と調整してもらいました。頑張ったのですが、ダメでした。“頑張った”という言い訳は、本来使ってはいけないんですけど…。ほんと、申し訳ありませんでした。
ということで、今日は都内で、池田久美子&森千夏のスズキ2選手の合同会見があると陸マガH編集長から教えてもらっていたのですが、残念ながらパス。スズキは自社のWEBサイトで丁寧に情報を提供してくれていますので、なんとかなるでしょう。スズキといえば、7月からTBSの木曜日21時枠でやっている……タイトルは忘れましたが、日本人初の有人宇宙飛行を舞台にした坂口憲治(漢字あってますか)と黒木瞳のドラマがありますが、そのメインスポンサーがスズキです。
旭化成の「月9」にライフ(国際千葉駅伝スポンサー)の「ムコ殿」を見てきた寺田としては、スズキのこのドラマを見逃すわけにはいきません。「原稿も書かずにドラマを見るな」とご批判もあるでしょうが、食事のときに一緒に見るくらいは許されるかな、と。もしかしてNJさんも、見ているかもしれませんし。何度も言いますが、日本の陸上界を支える企業の1つがスポンサーなのですから。役者陣は黒木瞳以外はあまり上手いとは思えないのですが、それがかえってリアリティが出ることになっているのかな、という気がします。
ムコ殿の“裕一郎”のように、ドラマと重なるタイムリーな選手が陸上界にいるわけではありませんが、明日からの静岡県選手権ではスズキの選手に期待したいと思います。特に、2日目の男子やり投では、南部記念を前に村上幸史選手が世界選手権の標準記録突破を狙います。春先、「村上水軍、セーヌに侵攻」というコピーを考え、本人にもこれで行くからな、と念押ししてあります。もしも、このコピーが使えなかったら「ブローニュの森千夏」……は、さすがに使いたくありません。やっぱり、パリですから「村上水軍、セーヌに侵攻」でしょう。
「村上水軍」の意味がわからない人は、専門誌のバックナンバーをご覧ください。いつのバックナンバーかって? それはもちろん……いつだっけ? 村上選手が高校2年でインターハイに優勝した後から、高校新を出すまでの間でしょう。
■7月10日(木)
14時までに原稿を1本仕上げたかったのですが、16時までずれ込んでしまいました。当然、昼食はそれから……と思ったのですが、そろそろ世界選手権の飛行機の手配をしないとまずいと、ここ数日気にかかっていました。明日は金曜日ですから、できれば今日中にいくつか見積もりを聞いて、明日には結論を出した方がいいかなと判断。インターネット上で希望日程と経路を出して、見積もりを出してもらうことができるサイトがあるのです。
さっそく電話がかかってきました。クアラルンプール経由のマレーシア航空が13万円。ローマ経由のアリタリアが16万5000円。今にも、空席がなくなりそうなことを言います。でも、そこで決めるのはどうかと思いました。通常はまずメールで見積りが来るのが普通で、電話が来るのは親切のようでその実、裏がありそうな感じを受けたのです。そこでは保留して、最寄りのHISに電話。直行便はエールフランスが17万5000円でJALが18万円。アリタリアは16万2500円。先ほどの会社と2500円違いますが、これは空港使用料を含んいるかいないかの違いかもしれません。
それにしても、やっぱり8月は高いですね。4月だったら10万円前後なんですが。明日中には決断します。あまり遅らせると、本当に席がなくなってしまうかもしれませんし。昨年のロンドン・マラソン帰路のように、モスクワ空港14時間トランジットという事態は避けたいですから。
もう1つ、南部記念の飛行機とホテルを手配。そうこうしていたら、18時です。それからまた、電話を2本。一昨日、昨日と自宅兼事務所に籠もりきりだったので、今日はいいかげん、外に出ないと精神的にもきついと感じていました。
ということで、18:30に自宅を出て、300mくらいの距離にある吉野屋に。日本インカレ男子200 m2位は、吉野や。日本選手権男子200 m2位は、松や……違った、松田や。
19:15に吉野屋の隣のマクドナルドに移動。この日記もそこで書いているのですが、できればここで4ページ分、某冊子の原稿を書き終えたいですね。外国選手の記事が多く、資料と首っ引きで書く原稿ですが、約半分を書き終えてみて、使う資料が絞れてきました。その資料をなんとか全部、バッグに入れることができましたし、このマックは自宅から見て駅と反対側。ドライブスルー用の施設がある店舗で、2階はいつもガラガラ。4人がけのテーブルを1人で使用できますので。
新聞の締め切りまで時間がないなかで頑張ったロンドン・マラソンを思い出すため、ロンドン・マラソンの腕時計(延岡で落としたけど出てきた時計です。5月24日の日記参照)を持ってきました。閉店までになんとか4ページ、頑張ります。
■7月9日(水)
昨日は某冊子原稿4ページを仕上げた後、オリンピアンのユニバーシアード展望記事に。23時には送信。一日中、わき目もふらずに仕事をした……と思います。実際はちょっとだけ、わき目を振りました。というのは、新しいパソコンにCDの統合辞書(小学館bookshalf)と百科事典(Encarta)を圧縮してハードディスクに入れようとしたら、上手く行かなかったのです。この2つは、外出先で原稿を書くときにかなり重宝します。実際の辞書を持ち歩くのもしんどいですし。
ソースネクスト社の「携速2000」っていうソフトで、仮想CDドライブを作って、普通のCDのように使用できます。それがダメ。CDをハードディスクに正しくコピーできません。仕方がないのでサポートに電話すると、「Windows XPには対応していない。新バージョンが1980円で発売されているのでを購入してほしい」とのこと。
他のソフトはWindows98や2000で使っていたものが、問題なくXPでも動いています。動かないソフトはこれが初めて(XPに対応していないドライバーはいくつかありましたが)。確かに「携速2000」の方が発売が前で、Windows XP対応とはどこにも書いてないわけです。でも、常識的に後のバージョンのOSで使えないのは不親切。仮に、これが2万円も3万円もするソフトだったら、我々貧乏自営業者にとっては計り知れない打撃となります。
こういうことは業界全体として消費者に対してどうかな、と思ったので「マイクロソフトが不親切なんですか?」と質問。明確な答えは返ってきませんでした。1980円だったら許容範囲の値段なので、それ以上騒ぎ立てるようなことはしませんでしたが。
そういえば一昨日、似たようなことがありました。ユニバーシアード代表発表会見の時、のことです。
「世界選手権とユニバーシアードのどちらが先に日程が決まっていて、どちらが後から、同じ日程での開催を決めたのですか?」
もっともな質問です。明確な答えは、返ってきませんでした。
■7月8日(火)
昨日の日記でユニバーシアード代表が「ほぼ、予想していたものに近かった」と書きました。なんか偉そうな書き方で申し訳ありません(クレームが来たわけではありませんが)。この手の選考で微妙な違いが出るのは仕方のないことでしょう。今回も28人というJOCから提示された枠があったわけで、こちらはその数を知りませんでした。つまり、枠がなければ選ばれたんじゃないかな、という選手がもう数人いたと思うのです。
枠があるがために、ボーダーラインの選手のどちらをとるかという選択をする必要が生じ、その辺の微妙な判断は人によって変わってくると思います。万人が納得する選考というのは、人それぞれの立場がありますから無理でしょう。
昨年のアジア大会でも、選考会である南部記念で16m80を記録した杉林孝法選手が、アジア大会追加代表枠に入れませんでした。寺田はこのレベルの記録で選ばれないのはおかしいと思ったのですが、その一方で、杉林選手は日本選手権で失敗したのだから当然という意見も耳にしました。要するに、代表になりたかったら追加代表とか、ボーダーライン・レベルの成績ではなく、“誰が見ても代表”という成績を残さないといけないということです。
それも正論だと思います、ただなあ……。
そのやり方は、指定した大会で結果を残せない選手はダメ、というレッテルを貼って、切り捨てるというやり方ですよね。確かに、時々目を見張る成績を残すのに、波の大きい選手、大一番に弱い選手もいるわけで、選手層の厚い種目ではそういった選手は落とされるわけです。が、種目によっては世界(アジア)で戦う選手が他にいないケースも多々あります。そういう種目では、切り捨てることよりも、波の大きいその選手の力を、いかに本番で引き出すか、安定させるかという努力を選ぶ側(組織)もすべきなのでは? そういう努力は、選手とコーチがやるだけでいいことなのでしょうか?(質問しているわけではないのでメール不要)
まずすべきなのは、陸上競技のように記録のある競技に対し、チーム競技と同様に枠を設けるJOCに対し、記録を出すことが世界で戦うことにつながる陸上競技の特性を、理解してもらうようにすることです。そうすると、本番で結果を残さなくても次のチャンスがある、と甘く考える選手が出てくると懸念する向きもあるかもしれませんが、それこそ選手が批判の矢面に立つべきことで、選ぶ側が心配しなくてもいいのでは? あっ、でも、マスコミはなんでも、組織を批判したがる傾向がありますね。難しい問題だ。結局、結論はなに……?
■7月7日(月)
昨晩は疲れが相当に出てしまい、3時には就寝。7時半に目覚ましをセットしましたが、寝坊しました。我々記者にとっての取材は、選手にとっての試合と似た感じで、疲労度は大きいです。特にトラック&フィールドの取材は。世界選手権など10日間近くも続く場合、緊張感が疲れを抑えてくれないと、絶対に持ちません。実際、セビリア、エドモントンとかなりやばい状態でした。特に寺田は、目の前に仕事があるとそれが気になって、食事など後回しにしてしまいがち(それで昼食が夕方になったり、夕食が深夜になったりします)。エドモントンでもついつい、朝食以外はサンドウィッチになっていました。「たまにはちゃんとしたものを食べないとダメですよ」と、当時のスポニチ陸上競技担当だった中出記者が、中華街に連れて行ってくれたのは嬉しかったです。そうでも誘われないと、なかなかパターンが改まりません。選手にコーチが必要なことが、なんとなくわかりました(これって、話が飛びすぎていますか?)。
話を今日に戻しましょう。寝坊したおかげで、肝心の原稿がはかどりません。今日は14時から南部記念、15時からユニバーシアード代表発表の会見があるので、体協に行く予定でしたが、そういった事情で南部記念の方はパス。南部記念の勝負は、もう少したってからでしょう(これも、話が飛躍していますが)。しかし、ユニバーシアードの方は、オリンピンに展望記事を書くことになっているので、そうは言っていられません。原稿を書くのを中断して、小田急線に急ぎました。
ユニバーシアードの代表はこのメンバー。ほぼ、予想していたものに近かったです。代表メンバーを見て質問したかった内容を、先に関岡・尾縣両先生が話してくれたので、助かりました。ただ、席上出た世界選手権代表との兼ね合いで、先に会見した桜井専務理事との話が食い違ったので、会見後に4社の記者の方たちと陸連事務局へ。食い違いの部分はすぐに解消しました。会見の内容も記者クラブで記事にしたのですが、ちょっと確認したいこともあってサイトへのアップは帰宅後にすることに。。
小田急線の各駅停車で仕事をしながら帰ったため、帰宅は20:30。夕食を寺田にしては早めにとり、22:00から原稿を仕上げようとしたら、メールが……。数も多いのですが、なかにややこしいのもあって、その返信・対応などで2時間半。ユニバーシアードの記事は明日に延期しました。このサイト関係にかける時間を区切らないことには、仕事が進みません。
■7月6日(日)
昨晩は3時頃にダウン。目覚ましをセットしないで眠ってしまったので、今朝、目が覚めたときは「寝坊かーーーっ」と焦りましたが、8:03。ことなきを得ました。ホテルで10:12まで仕事。千歳発11:11の電車に乗ると、某メーカーの方たちと一緒になりました。やはり札幌市内にホテルが取れなくて、千歳で1部屋に4人が寝泊まりをする“合宿状態”だったそうです。昨日の日記で紹介したように、これもSMAPのせい。円山競技場に着くと、某記者からラブホテルに1人で泊まったことを聞かされました(頭の堅い先生からの抗議は受け付けません)。今日ばかりは、キムタクは陸上界の敵ですね。
しかし、陸上界反撃の切り札と思われたナカタクは、あえなく……。その瞬間、記者室では「中川がーーーっ」という絶叫と、「○○○を呼べっ!」という怒声が起きました。声の主が千歳やラブホに泊まった記者だったのかどうかは、瞬時のことだったので確認できませんでしたが…。傷口に塩を擦り込むようなことはしたくはありませんが、実業団選手は給料をもらって走っている立場。成績が悪かったら、それなりの矢面に立たされるのは仕方ないでしょう。
レース後の記者会見では、佐藤敦之選手がボルダーで“寝坊”をしたエピソードを話してくれました(会見記事)。佐藤選手は元々、気合いというか力が入りすぎる傾向があり、それがマイナス要素となることも。それを“寝坊をしても悠然と構える余裕があった方がいい”という考えに改めたようです。その点、寺田は今朝、“寝坊かーーーっ”と焦りまくりました。もちろん、寝坊はいけないことなのですが、仕事全搬、生活全般の余裕がないのだなあと、改めて思い知らされました。
ただ、そのことを佐藤選手に教えられるとは…。余裕を持つことの大切さは、高岡寿成選手から学ぶことは多かったのですが。それだけ、佐藤選手が成長したということでしょう。寺田が退歩しているせいかもしれません。
帰りの電車ではSMAPのロゴ入りバッグを持った女性たちを何人も見かけました。「君たちのせいで迷惑を被った人間が、陸上界には何人もいるんだぞ」と言いたかったですけど、考えてみたら、我々も別の業界に迷惑をかけているのかもしれません。例えば先月、日本選手権が横浜で3日間行われましたが、その開催期間中、横浜に用事があって泊まろうと思った人は、ホテルが取れなくて困ったはず。日本選手権=SMAPということで、いいですよね(インターハイ・国体は総合競技会ですから除外)。
■7月5日(土)
北海道は千歳のホテルです。明日の札幌国際ハーフ取材のためですが、なんで札幌市内ではなく、空港のある千歳なのか…。その理由を言う前に、まずは今日の行動から。
11時すぎまで原稿を2ページ分書いて、11:10に送信。朝食を取る余裕もないと思っていたのですが、妻が仕事部屋まで持ってきてくれたので、なんとか食べられました。
12時前に自宅を出て、12:50頃横浜国際競技場着。男子200 m予選に間に合いました。できれば、女子200 m予選も見ておきたかったのですが、「予選・決勝ではなく、準決勝もあるので有力選手は流すだろう。100 m決勝もあるし」と自分を納得させます。でも、加速段階というか、前半100 mは流しませんから、本当は見ておきたかった。まあ、仕事優先……いえいえインカレも仕事、というか、陸上競技は仕事です。
ユニバーシアードの展望記事を書く予定があるので、代表になる可能性のある選手はコメントも聞きに行きます。それ以外の選手でもいずれは記事にする機会もあるでしょうから、興味を持った選手は取材しておきます。
コメントを聞いたのはまずは吉田文代選手、続いて男子100 mの田島宣弘・石倉一希両選手、次いで女子100 mHの鷲頭選手。鷲頭選手の取材後に、珍しい出来事。ある選手がナンバーカードを寺田に……書くのはもったいない(?)のでやめておきます。
女子4×100 mRでは福島大が学生新。福島民報・福島民友の記者お2人が頑張って取材されているので、こちらもつられて気合いが入ってしまいます。男子4×100 mRは予想を覆して早大が優勝。昨日3走を務めた大前祐介選手が、故障だったのか、今日はリレーも200 m予選も出ていませんでした。でも、ここまで立て直して東海大を破ってしまうのはさすが。そのあたりを、大沢コーチに取材したかったし、20m先に姿はあるのに、別の選手の話を聞いている最中で…。でも、幸いなことに東海大の近藤保選手の話を聞くことができました。
両リレーの取材を終えると、3000mSCの終盤をしっかり見て(この種目もユニバーシアード候補)、最後は女子1万m。関西インカレで驚異のイーブンペースを刻んだ池田恵美選手のラップを今回も測りたかったのですが、ここは福島大・川本和久先生をスタンドで探しました。学生新に関する取材もしたかったし、アキレス腱断裂のお見舞いも申し上げたかったので。
某専門誌のK記者と寺田が川本先生の話を聞いていると、4×100 mRの選手が挨拶(報告)に来ました。ということで、記念写真を撮らせていただきました。貴重な1枚です。木田選手の姿がなぜか見えませんでしたが、今日は“キタキツネ走り”について、少しだけ取材を進めることができました。この写真に写っていないこととは関係ないのですが。
女子1万mの池田選手、堀岡智子選手のフィニッシュを見届けると、速攻で小机駅に。18:50発の横浜線で横浜に出て、京急に乗り換え。羽田空港に19:45頃着。チェックイン後に電話を2本。新千歳空港着が21:45頃。22:00の快速エアポートで2つ先の駅の千歳に。
札幌までは電車で30分以上もある場所に泊まった理由は単純です。単に、札幌市内のホテルが取れなかっただけ。本当に、1部屋の空きもなかったようです。S新聞のK記者はホテルが取れず、困っていたと人づてに聞きましたし。この時期の北海道は確かに人気があるのでしょうが、札幌といえば観光都市。ホテルの部屋数は全国有数です。ここまで取れないのは何かあるのかな、と思っていたら、SMAPのコンサートが(場所はドームでしょうか)あることが判明。
しかし、陸上競技のイベントがSMAPで影響を受けるとは、ちょっと悔しいですね。キムタクにしてやられました。こうなったら明日は、ナカタクこと中川拓郎選手に頑張ってもらいましょう。ナカタクの快走でキムタクファンをビビらせてほしいものです(中川選手の愛称が“ナカタク”というのは、専門誌の箱根駅伝展望増刊にちゃんと出ています)。
■7月4日(金)
昨晩、なんと4時半頃にダウンして(眠って)、今朝は9時前に起床。あっけなく、通常時間帯に戻りました。朝まで眠れないと思っていたのですが…。しかし、原稿は進んでいません。あわてて2ページ分を12:30までに仕上げました。
最低ライン中の最低ラインの分量でしたが、なんとか日本インカレに出発。15時からの男子三段跳に間に合うように算段をして、13:30頃に自宅を出発。14:50頃、横浜国際競技場着。
ところが、三段跳でお目当ての石川和義選手(筑波大3年)は1回目に16m43を跳んだあとを全部パス。1回目を見逃してしまったため、跳躍を見られずじまい。コメントだけでもと取材はしましたが、これではねえ。しかし、それは他の記者の皆さんも同様だったようです。
石川選手は今季、16m64の自己新をマークした3月30日の筑波大記録会が2回、織田記念は今日と同様1回しか跳躍していないので、全部で4回しか試技を行っていないわけです。つまり、ほとんどの記者にとっては“まだ見ぬ強豪”状態。昨年も、アジア選手権、ワールドカップと海外での好記録が多いので、いっそうその印象が強くなります。寺田も昨年の南部記念で見ているのですが、あのときは16m80を跳んだ杉林孝法選手の印象が強く、どうも鮮明に記憶していません。
この日も山下訓史選手の学生記録更新を狙っていたとのことですが、「南部で17mを跳びます」と力強く話してくれたので、南部記念を楽しみにしたいと思います。
南部記念が楽しみになったのは、女子400 mの木田真有選手(福島大3年)にも言えること。今日の優勝タイム53秒70は自己3番目ですが、自身の学生記録53秒47には届きませんでした。南部記念は昨年、その学生記録を出したゲンのいい大会。北海道は彼女の地元でもあります。
実は今日のレース後、福島民報と福島民友の記者の方と木田選手に話を聞いていたのですが、懸案の“キタキツネ走り”について重要な手がかりを得ました。“キタキツネ走り”とは、川本和久監督が木田選手の走りの特徴を表現した言葉です。具体的に何を指しているのかよくわからなかったのですが、色々と推理をめぐらし、また、木田選手の走りなどを観察しているうちにいくつか気づくことも出てきました。
具体的には南部記念で“キタキツネ走り”が炸裂したときに。
なんだかんだと、サイト用に書いていたら3時半。早く寝ないと。石川和義選手、女子400
m、男子1万mの記事は後日(書ければ)。明日も午前中は原稿の締め切り。午後から日本インカレに行って、20時の飛行機で札幌に移動です。日本インカレは18:30まで。女子1万mがぎりぎり見られるか。
■7月3日(木)
写真のセレクト作業に引き続き、編集作業を朝の9時半まで陸マガ編集部で。T橋次長の差し入れ蜜柑ゼリーとロールパンの朝食を食べ、10時半までに陸マガ原稿を2本仕上げました。これは、 昨日の段階で9割完成していたので、最後の仕上げをやっただけ。11時に電話を数本。11:40頃に編集部を後にして自宅へ。たぶん、というか間違いなく、フリーランスになってから編集部に滞在した最長時間記録でしょう。
電車で眠ってしまい、一駅乗り過ごしたりしたもので、帰宅は13時過ぎ。何もしないで速攻で寝たかったのですが、メールの返信をいくつかしたので14時過ぎになってしまいました。
19時に起きて、まずは家事。掃除などを20時半頃までしたでしょうか。この辺はもう、開き直っていました。どうせ朝まで仕事をするのだから、少しくらい他のことをやろうと。昼食を食べて、仕事再開が22時頃。なんか、自分でもすごくなってきました。どうやって通常の生活時間に戻すか、ちょっと興味がありませんか? 自分でもその辺が面白くなってきたな、と感じています。このまま、睡眠時間を後ろにずらして、通常の生活時間帯にもどす方法もありますが……。だいたい、明日からの日本インカレに行けるのか???
■7月2日(水)
ただいま午前2時05分。後楽園のデニーズで遅い夕食をしているところです。後楽園というのは、陸マガ編集部で朝まで作業をしているから。編集部のY口君に聞くと、この半年でできたファミレスのようです。
今朝は陸マガの原稿を3本書いて、そのうち1本を完全な形に仕上げて7時過ぎに送信、8時に就寝。昨日、阪神は試合なし(そうですよね)。
13時に起きて朝食。メールとサイトのメンテナンス、電話を2本。16時に自宅を出て飯田橋で精算と支払い。その後打ち合わせ。
18時過ぎに吉野屋で昼食。くどいようですがけんちん汁も頼みましたし、唐辛子もかけてカプサイシンも摂取。栄養には気をつかっています。あとは睡眠時間と運動と……。
陸マガに19時前に着いて、写真セレクト作業の残りをひたすらやりました。24時前にやっと終了。パソコンを新しくしていなかったら、もっとかかったでしょう。ちなみに、最後に選んだ選手はペチョンキナ(ロシア)。女子400 mHの選手で、前回のエドモントン世界選手権はソノワの旧姓で2位。決勝では優勝したビドゥアン(モロッコ)の写真はありますが、ペチョンキナは隅っこに小さく写っているだけ。でも、なんとかナンバーを確認して、準決勝をチェックすると、ちゃんと4コーナーでアップの写真がありました。さすがT野カメラマン。イニシャルTTは伊達ではありません。
このペチョンキナ選手の写真(ポジ)を切り出すのに要した時間は約5分。このレベルの選手をこれだけ短時間で探し出せるのは、日本に何人もいないでしょう。専門誌編集者の数を考えたら当たり前といえるかもしれませんが、そういった能力のある人間がフリーランスで存在するというのは、貴重なことだと思うんですけど。それが、なかなか商売にならないのが、この業界のつらいところです。でも、日本で何人もできないことができる、という自負はもって仕事をやっていきます。この商売、多少の自信は必要です。これは、どんな立場の職業でも一緒だと思いますし、競技者もそうではないかと。
例えば日本選手権でもどんな大会でも、今年負けた選手が来年も負ける、あるいは順位を上げられない、あるいは記録を伸ばせない、と思っていたら競技は続けないでしょう。在学中だけ競技をしようという選手はともかく、実業団で仕事として競技をしている選手の多くは、そういう気持ちでいるはずです。それは100%の自信ではないかもしれません。でも、“選手を続けていくくらいの自信”は最低持っているはず。寺田も、フリーランスの陸上報道人を続けていくくらいの自信は、持っているということでしょうか。
さて、もうひと踏ん張りです。日記をデニーズから更新すれば、編集部でY口君が読んでいてくれるでしょう。編集部に戻ったら、どんな突っ込みを入れてくることやら。
■7月1日(火)
今日から7月。気分一新と行きたいところですが、相変わらずダラダラ。起床が13時で、16時に書きかけの大作を仕上げて送信。ホッとしたところで電話を数本。次の原稿の準備、つまり書き始められる段階まで進めておいて昼食。昨日の月9ドラマ最終回も見たりなんかして、ちょっとだけリラックスモード。
ですが、昼食後、若干ですがだるさが。眠気までは行きませんでしたが、これはダメだと感じて、19:40くらいから22:48くらいまで眠っておきました。体調は回復。なんとか、朝まで頑張れそうです。
明日は陸マガで写真セレクトの最終チェックをしないといけません。その翌日には、数ページ分のネーム(見出しや本文の文字原稿のこと)を渡さないといけません。その間に、陸マガ用に原稿を3本。かなり追い込まれています。
が、体調がよくなったこともあって、若干ですが気持ち的には落ち着いています。メールで新たな仕事依頼がありまして、それがきっかけで仕事の新たな戦略というか、枠組みづくりを思いつきました。戦略というとちょっと大げさですが、具体的には……企業秘密。企業秘密という言葉は福島大・川本和久先生の常套句ですが、川本先生の日記によれば今日、アキレス腱を断裂(でしたっけ?)されたそうです。心からお見舞いを申し上げます。陸連の会議のために福島駅でダッシュできなくなるわけですから、早く治っていただかないと陸上界への影響は測りしれません。何よりコーチは、グラウンドで機を見て敏に“一歩”を踏み出せるかどうかが重要だと、ある指導者の方が言っておられました。門下の選手たちのためにも、一日も早い回復をお祈りいたします。
■6月30日(月)
朝の7時まで仕事をしていましたが、その後、7:30〜12:00まで寝たので、徹夜というわけではありません。昨日も書いたように、生活の中の睡眠時間帯が朝にずれ込んでいるだけ……と言えたらいいのですが、正直、よくないと思います。でも、しばらくは立て直すのが難しいですね。
20分で朝食を済ませて仕事に。最初は例によってメール書き。続いて、室伏広治選手に関する調べもの。どんなにかかっても2時間で調べきろうと思いましたが、結局5時間以上かかってしまいました。そのうちの一部は、本サイトにも載せられると思います。
クリーニング屋さんに19:45に行って、20時過ぎにファミレスで昼食。この時間でも昼食は昼食。どうしても、急ぎの仕事、やりかけの仕事があると食事を後回しにしてしまいがち(編集者時代もそうでした)。これも、思い切って中断して食事優先にするのが健康的なんでしょう。わかってはいるのですが…。
久しぶりにファミレスで頑張りました。5時間くらい原稿書き。でも、最初の1時間半はプロット(全体の構成)を考えていました。実は、昨日からそれを考え続けていたのです。やっと、なんとか書けそうな段階になったので、3時間以上書くことに集中。4時間かな。
深夜の3時近くに帰宅。軽めの夕食後に、メールと事務整理。早朝(徹夜だと早朝とは言わない?)4時半から7時半まで原稿の続き。
■6月29日(日)
そういえばまだ、ヨーロッパ取材に行かなくなったことを、日記で報告していなかったような。日本選手権後の、日記の中断期間に決断しました。日本選手権までは完全に行く気でいたのですが…。中止の理由はもちろん、企業秘密。昨年の今頃は、確かオスロからフランクフルトに移動していたと思います。なんて表現していいのか難しいのですが、あの精神的な高揚感を味わえないのは残念至極。毎年、大赤字の取材ですが、銀行預金残高では計れない幸福感もあるということを、ヨーロッパ取材が教えてくれました。こうなったら今年は、“守銭奴イヤー”にでもしようかな。まあ、そんなことしても貧乏ライターの稼ぎはたかがしれてますので。
ヨーロッパに行ったつもりになって、時間だけでもヨーロッパに合わせて夜更かしをしています。というのは、一昨日の夜から昨日の朝にかけて徹夜をしたせいで、生活パターンが夜型になってしまいました。そのくらい、「すぐに朝型に戻せよ」とお勤めの方たちはお思いになるのでしょうが、これが“言うは易し、行うは難し”。徹夜後も仕事が立て込むと、ずれ込んだパターンの生活が続いてしまいがちになります。寺田の能力がないだけなのかもしれません。陸マガ編集者時代には上司から「徹夜? なんばしちょっとるか」と、怒られましたっけ。
しかし、徹夜もたまにはいいことがあります。アメリカ在住のATFS会員のケン中村氏の質問メールが3:14に来ていて、それに対して4:02に返信できています。そして、室伏広治選手の世界歴代3位・84m86という記録を、中村氏への返信でネットに接続したときに知りました。阪神の勝利は昨晩のうちに知っていたのですが。
もちろん、仕事をしていたのですが、室伏選手の記録を知って1時間くらいは、その記録について、あれこれ考えていました。こうなると、仕事がてにつかなくなりますね。よくないことかもしれませんが。
「この記録は室伏自身の持つアジア記録・日本記録の83m47を1m39と大幅に更新しただけでなく、世界歴代3位と大変にレベルの高い記録です(83m47は世界歴代7位)。歴代1・2位は1970〜80年代に活躍したセディフ(ロシア)、リトビノフ(同)両選手。室伏の記録は1989年以降の過去15年間では最高記録となります。」とミズノトラッククラブのサイトに出ていますが、本当にその通りです。
室伏選手のことですから、この記録一発に終わることなく、アベレージも今後、上がっていくはず。現時点ではアブドゥバリエフ(タジキスタン/ウズベキスタン)やアウタプコビッチ(ベラルーシ)、タム(エストニア)にニクリン(ロシア)らに個人10傑平均では負けているかもしれませんが、今季終了時点では……もしかすると現時点でも、この4人のうち1〜2人くらいは上回っているかもしれません。調べられる…かな?
■6月28日(土)
朝の9時半頃に寝て、12時半頃に起床。昨日の日記は、実は今朝書いたのですが、文章がでたらめ。よくもまあ、こんなに恥ずかしい文章を載せられたものだと猛省しています(それだけ、もうろうとする中で書いたということです)。あまりにひどいので、ちょっと書き直しました。
起きてすぐに仕事をしたのですが、眠くて作業効率は最悪です。朝食をとって、少しは目が覚めました。15時に自宅を出て、新宿でちょっと買い物をして、陸マガに。14:30から19:30まで写真セレクト作業。
早めに来れば今日中に終わるはずでしたが、やはり3時間の作業ではダメ。まあ、写真を各ページに割り振ったり、細部を煮詰める段階で「あの写真もほしいな」という展開になりそうなので、もう1日は編集部に行く必要は生じると思っていました。写真セレクト自体も9割は終わったので、誌面への細かい割り振りを先にやって、あと必要な写真はこれとこれ、という段階で、もう一度行かせてもらうことになるでしょう。
20:00から新宿でロンドン・マラソンの某会合。久しぶりに仕事を離れて、楽しめました。が、久しぶりのアルコールと睡眠不足の影響で、帰りの車内で眠ってしまい、「やばい」と思って電車を飛び出したら、1つ手前の駅。
さて、ここ数日、写真セレクト作業やら、パソコンのセッティングやらに膨大な時間を使っていますが、それができたのも“目の前”の締め切りがなかったから。その代わりというわけではありませんが、7月の前半は写真セレクト作業をしている仕事の原稿書きが膨大にあります。他にもいくつか、締め切りがあります。だから、写真セレクト作業が予想の3倍以上の時間がかかると判明したとき、青くなったのですが…。
明日からはいよいよ、“待ったなし”の状態に突入します。
■6月27日(金)
パソコン、買いました。でも、買っただけでは使えないのがこのパソコンという代物(しろもの)。ソフトのインストールやセッティングをして使えるようにしたため、徹夜です。
順を追って1日を紹介しましょう(このところ、このパターンばっかりですが、それが本来の日記かな)。ちょっとゆっくりめで、今朝は9時半起床。午前中は請求書起こしとメールを何通か。電話も2〜3本したような気がします。
13:30に出かけて、札幌ハーフ取材時の航空券を発券・購入(予約はすでにインターネットで終わっていました)。14:00から臀部(腰)の治療。ちょっと待ち時間が長かったりして、終了したのが15:45。遅めの昼食とボールペンの替え芯など買い物をいくつか(ボールペンのインクが切れて、その都度ペン全体を買い換える人もいますが、それはもったいないバイ。替え芯だけを買った方が年間5、600円は節約しているはず……って、それよりも使いやすいグリップのペンを使うことが重要)。
17:00にいったん事務所(兼自宅)に戻って、電話の打ち合わせとメール。
18:30に再度自宅を出て、新宿のソフマップでVAIO−Z1を購入。中古ですが、今年の春モデルでそれほど古くはありません。ソフマップは21時まで開店していますし、多摩急行に乗って時間的には楽勝と油断したのが失敗。代々木上原から地下鉄に入ってしまい、気がついたら表参道。そこまで行ったら銀座線と丸の内線を使った方が早かったのかもしれませんが、貧乏ライターは代々木上原まで戻って新宿へ。30〜40分のロスで、新宿には20時頃着。
インターネットに、寺田が買おうとした機種の後継モデルが、相場より2万円安い値段で出ていたので、ビックカメラで値引き交渉(ビックカメラは他店より高い品があったら、他店のチラシなどを提示すればその値段に勉強するというのが売りです)。結局、ネット上の値段は比較対象にならないということいで、値切り失敗。同タイプの大型家電量販店だけを対象としているみたいです。こちらも1つ勉強しました。
ということで、予定通りソフマップで購入して、増設メモリーも一緒に買って、領収証を2枚に分けてもらって(理由は企業秘密……じゃなくて、パソコンとメモリーの2つに分けてもらっただけ)。帰宅は22時。食事と片づけをして、23時からセッティング開始。今回は念のため、OSから再セットアップしました。1カ月前に一度、セットアップは11時間くらいかけてやっているので、手順的につまずくことはなかったですけど、前回はOSも機種もすべて同じパソコンへのインストールだったのに対し、今回はOSがWindows XP 。ドライバー類の作動が「保証されません」という表示が出たりして、その都度ドライバーをネット上からダウンロードしたりして、結構、大変なこともありました。
B5モバイルサイズのバイオは3年も持ちませんでしたが、今回の大きさ(A4のオールインワンではなく、14.1インチ液晶で重さ2.1kg。コンボドライブ内蔵)だったら、自宅でメインマシンとして使っても大丈夫でしょう。これで長持ちしなかったら、SONYとは絶縁かな。出先で使う分には、B5サイズのVAIOがなんとか持ってくれるでしょう。再セットアップした中古の方は、好調です。
今回の陸マガでの写真選びのように出先でもそこそこパワーのいる作業を強いられるときは、今日買ったVAIO−Zの出番となるわけです。
ということで、一通り使えるようにできたのが朝の8時。こんなことで徹夜したくなかったのですが、明日(すでに今日)は陸マガで写真セレクト作業の続きです。どうせ買うのなら、そこまでにマシンパワーの高いマシンを買っておかないと思ったのがきっかけ。ここは、勢いでセッティングをやってしまうしかない、と頑張りました。
それにしても、徹夜はだめです。武田てつやに「徹夜? なんばしちょっとるか!?」と怒られそう。なんばは末續慎吾選手ですが……。
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