2003/7/7
ユニバーシアード代表決定
会見で判明した選考基準など

  7月7日、日本学連は8月のユニバーシアード大会代表28名(一覧)を発表した(男女ハーフマラソンの4名は決定済み)。

 以下に、学連の関岡康雄(競技力統括理事)・尾縣貢(選手団監督)両氏の会見から要旨を抜粋。
1)学連登録者から選考……今回からJOCが、原則として学連登録者のみを代表とする方針を打ち出した。陸上競技代表は昨年度中に選考レースが行われたハーフマラソンのみ、卒業生まで枠を拡大する方針としたが、結果的に全員が学連登録者となった。
2)選考競技会……日本インカレと地区インカレ。競歩のみインカレと本番の距離が異なるので、日本選手権競歩(20kmW)の成績と、海外で反則をとられないかどうか、専門家の意見も聞いて決定。
3)選考基準……JOCから提示された男子19・女子9の枠内で、前々回の99年マヨルカ大会、前回の01年北京大会6位の記録を目安に(7〜8位の記録は棄権者が出たり、あきらめたりした選手も多いので基準としにくい)選考した。「体調がよければ、その記録は出せるであろうという選手を選んだ」(尾縣監督)。世界選手権と同時期開催によるレベル低下は、具体的に想定しようがないので考慮しなかった。
4)目標はメダル4個……「男子の両リレーと男女ハーフマラソン。全ての種目で8位入賞を目標にしたい」(尾縣監督)
5)出場種目……短距離選手の出場予定は田島と石倉が100 m、新井と吉野が200 mの予定。北岡・堀籠・冨樫は400 mで、直前(最終エントリーは48時間前)に調子のいい選手を2人起用する。高平は両リレー要員だが、200 mにもエントリーする可能性はある。ただし、200 m・400 mとも日本インカレの上位選手に優先権がある。また、400 mHの2選手も4×400 mR要員となる。

 今回代表に選ばれた選手は手続き上、今後の変更は不可能とのこと。日本陸連にも確認したところ、今回ユニバーシアード代表に選ばれた選手が今後、世界選手権の標準記録を突破するなど日本陸連の選考基準を満たしても、世界選手権の追加代表には選ばれない。


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