日本選手権2日目 日本選手権リザルツ(陸上競技マガジン・サイト)

女子砲丸投で16m84、森が大幅な日本記録更新!! 記事
七種競技・佐藤も5713点の日本新!!
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4種目6人が世界選手権代表内定!
末續、松田、高岡、内藤、為末、河村
男女ハードルで学生記録 
内藤コメント
女子800 mで松島が日本歴代2位 記事
3000mSCで岩水がB標準突破 
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十種競技・平田が大幅な自己記録更新
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 2日目は新記録、好記録が続出した。
 口火を切ったのは、13時20分から行われた男子100 m予選。2組に登場した朝原宣治(大阪ガス)が10秒25で1位となり、世界選手権A標準(10秒26)を初めて突破。並行して行われていた女子砲丸投は、前半こそ15m台が続いていたが、4投目に入ると森千夏、市岡寿実の国士大コンビに16mプットが続き、森が5投目に16m84と、日本記録を40cm近く更新する大記録をマークした。
 3000mSCは内冨恭則(中国電力)とドリウッチ(安川電機)が好ペースでレースを進め、優勝した岩水嘉孝(順大)が8分26秒77と世界選手権B標準(8分29秒00)を突破。2位の内冨も8分29秒63で日本人2選手が8分30秒を初めて同一レースで切った、記念すべき大会となった。続く女子800 mでは、西村美樹(東学大)を最後にかわした松島朋子(東海銀行)が2分03秒21の日本歴代2位で優勝。2位の西村も2分03秒29で、初めて日本2選手が2分3秒台で走ったレースに。
 金沢イボンヌが欠場した女子100 mHは、池田久美子(福島大)が13秒38の学生タイで優勝。続く男子110 mHも、先の関東インカレで13秒69の学生新をマークしていた内藤真人(法大)が、13秒65と再度記録を更新して優勝。世界選手権A標準(13秒70)も上回り、世界選手権代表に内定した。
 続いて行われた男子400 mHでも、法大の先輩・為末大(法大)が48秒66で優勝し、代表内定。3位の河村英昭(スズキ)も選考会の静岡国際でA標準を破っているので、代表に内定。
 女子100 mは日本記録保持者の坂上香織(ミキハウス)と前記録保持者の新井初佳(ピップフジモト)が大接戦を展開。新井が11秒31、坂上が11秒32とA標準(11秒36)を上回るタイムだったが、追い風3.7mで参考記録。男子200 mは優勝した末續慎吾(東海大)と3位の松田亮(広島経大)が代表に内定。
 七種競技は佐藤さよ子(日立土浦)が5713点と、この日2個目の日本新。
 女子走高跳は残念ながら今井美希(ミズノ)、太田陽子(ミキハウス)ともA標準の1m95がクリアできなかったが、3位の岩切麻位湖(プレジャー企画)が1m86の日本歴代7位をマーク。世界選手権代表が自動的に内定しなかった一方で、次世代の選手(岩切は今年で23歳)が伸びてきたことが、救いだった。
 そして、トラック最終種目の1万mでは高岡寿成(カネボウ)が日本人トップとなり、A標準突破者で優勝者(日本人1位)という条件をクリアして代表内定。
 最後の十種競技でも、平田卓朗(日体大)が7527点(日本歴代8位)と大幅に自己記録を更新して、記録ラッシュの一日を締めくくった。

予選から
■朝原が100 mでA標準突破
■400 m山村も予選を通過
■ハンマー投6連勝中の室伏&鈴木文が予選通過