日本選手権最終日 日本選手権リザルツ(陸上競技マガジン・サイト)

花岡が6m82のスーパー日本新!! 記事
池田も6m78の学生新
綾が62m13の日本新、B標準も突破
 一問一答
朝原、小坂田、田端、杉林、室伏、女子1万mトリオ、花岡、池田

10人が世界選手権代表に内定
 女子1万m記事 男子400 m記事
女子4×100 mR、4度目の挑戦も世界選手権に届かずも、新井は特筆に値する4年連続2冠 記事


 最終日の3日目も、2種目で日本新が誕生。女子走幅跳では花岡麻帆(オフィス24)が6m82と、自身の持つ6m61の日本記録を20cmも更新する大ジャンプ。2位の池田久美子(福島大)も6m78と、従来の日本記録を大きく上回った。ともにB標準の6m65を飛び越えA標準(6m75)をも突破。世界選手権代表に内定した。
 もう1つの日本新は女子ハンマー投。今季61m15と歴代2位(学生記録)をマークしていた綾真澄(中京大)が、5投目に62m13と、日本記録を80cm更新した。世界選手権のB標準(62m00)も突破し、代表入りの可能性が出てきた。
 大会最終日ということで、2種目制覇を達成した選手も4人誕生した。男子ではアレネ・エメレ(アラコ)が5000mを制し1万mと2冠、女子では新井初佳(ピップフジモト)が200 mを制し100 mと2冠、岡本治子(ノーリツ)は1万mを制し5000mとの2冠、花岡は走幅跳との2冠を成し遂げた。
 また、世界選手権A標準突破者も多く出て、規定に沿った内定者が10人誕生した。その内訳は以下の通り。
男子100 m・朝原宣治(大阪ガス)
  400 m・小坂田淳(大阪ガス)、田端健児(ミズノ)
  三段跳・杉林孝法(ミキハウス)
  ハンマー投・室伏広治(ミズノ)
女子1万m・岡本治子(ノーリツ)、小崎まり(ノーリツ)、野口みずき(グローバリー)
  走幅跳・花岡麻帆(オフィス24)、池田久美子(福島大)

 なお、3日間トータルでは、(池田を含め)4種目5人が日本新、男子100 mHの内藤真人(法大)が、女子100 mHと走幅跳で池田が、同ハンマー投で綾が学生記録をマーク。17人が自動的に世界選手権代表に内定した。
 その他では3000mSCの岩水嘉孝(順大)が歴代4位、走幅跳の寺野伸一(日大)が歴代9位、十種競技の平田卓朗(日体大)が歴代8位と、男子では学生陣が自己記録を更新してきた。女子では800 mの松島朋子(東海銀行)が歴代2位、400 mHの鈴木美恵(埼玉陸協)が歴代5位、同じく400 mHの江口幸子(横浜双葉高)が歴代8位(高校歴代2位)、走高跳の岩切麻衣湖(プレジャー企画)が歴代7位、砲丸投の市岡寿実(国士大)が歴代3位をマークした。

日本選手権の結果、世界選手権代表に内定した17選手
種目 選手 所属
男子100 m 朝原宣治 大阪ガス
男子200 m 末續慎吾 東海大
男子200 m 松田 亮 広島経大
男子400 m 小坂田淳 大阪ガス
男子400 m 田端健児 ミズノ
男子1万m 高岡寿成 カネボウ
男子110 mH 内藤真人 法大
男子400 mH 為末大 法大
男子400 mH 河村英昭 スズキ
男子三段跳 杉林孝法 ミキハウス
男子ハンマー投 室伏広治 ミズノ
女子1万m 岡本治子 ノーリツ
女子1万m 小崎まり ノーリツ
女子1万m 野口みずき グローバリー
女子走幅跳 花岡麻帆 Office24
女子走幅跳 池田久美子 福島大
女子やり投 三宅貴子 ミキハウス