2005/6/29 ホクレンDistance Challenge 2005 深川大会
大森は1500mに出場
現在の心境を語る(三津谷のレース前)
「勝ち負けが選考に関係なければ今日、三津谷を引っ張りたい」
バックストレートから第3〜4コーナーにかけて、相当に強い向かい風のため、記録はどの種目も低調。南部記念と同じ日に行われる1万mで再選考レースに挑む大森輝和(くろしお通信)は、1500mに出場して3位。3分50秒50だった。
Q.この大会の位置づけは?
大森 この前の5000m(士別5000m3位・13分39秒68)もそうですが、南部(1万m)にお向けた合宿練習の一環です。この前の5000mと比べても、乳酸のたまり方が違います。気持ちはキープしているので、それほど(中・長期的な)疲れは感じていませんが。北海道に来ていることで、高知にいるよりも快適ですし、緊張感もあります。
Q.日本選手権後、スケジュールはどう考えていましたか。
大森 最初はもう、(代表は)ないからと、ヨーロッパで5000mに出ようかと思っていました。それが二転三転して、可能性が出てきて、ヨーロッパに行くのを遅らせました。(代表になったら)昆明合宿して、1本ヨーロッパで走って、そのままヘルシンキに入る予定です。
Q.最初の選考結果を聞いたときは?
大森 そこまで完全に選考基準を理解していませんでしたが、なんでだろう、とは思いました。もう、何も考えず、1週間は疲労を抜くことを考えようと。
Q.松浦監督が陸連に申し立てをしたのは、大森選手からお願いしたこと?
大森 僕は何も言っていませんが、ありがたいことだと思っています。今度は、僕が走ってそれに応えたい。
Q.三津谷選手と直接、話をしていますか。
大森 ちょくちょく電話をしています。士別では宿も一緒でしたし。世間話が多いですけど、1万m(選考)のこととかも、話しましたよ。
Q.最初は苦しかったと思うのですが、“その状況を楽しんでしまおう”という気持ちになっている、ということもありますか。
大森 そういう部分もありますが、この間の再選考の段階でどちらかに決まると思っていましたから、メンタル的にきつい部分もあります。
Q.三津谷選手が今日、B標準を破ったら、南部でA標準を破る準備を?
大森 それは、もちろんです。
Q.B標準を破るのなら、A標準を破れよと思うのでは?
大森 それも、もちろん。
Q.2人で行きたい気持ちが強い?
大森 もちろん、2人で行きたいです。仲が良いですし、お互いにつらい思いをしているので。
Q.今日、三津谷選手を引っ張りたいくらい?
大森 そうですね。一緒に出ると(負けた方が選ばれない)リスクが生じるので出ませんが、勝ち負けが選考に関係なければ、そうしたい気持ちです。
※男子1万mレース前に掲載
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