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中部地区7位のトーエネックと一緒にスタートし、最初の1kmは下りではあったが2分52秒とかなりのハイペース。
「これでは後半持たないと思いました。後半がすごい向かい風になると聞いていたので、いっぱいになってしまうと最後の3〜5kmで大きく失速するかもしれない。3分ペースに落としてトーエネックと、その前にいる柳河精機の様子を見ようと判断しました」
高橋の判断は的確だった。前の2チームに徐々に引き離されたが、1km毎で2〜3秒程度にとどめた。また、実際に最後の5kmは強烈な向かい風で、1km3分30〜40秒までタイムが落ちた。
河野に脚の不安があったため、「レース2〜3日前」に急きょ、7区から4区へ変更になった。さらには、後続との差など、情報がほとんどない中で走らなければいけなかった。その状況でトータルで設定通りに走ったことは、健闘といえるだろう。
重川社長も「中部の6〜7位と対等の走りをした。YKKに2分離されたのは、向こうが強かったからで。エース区間をしっかり走った事は大きな収穫です」と喜んだ。
エース区間で役割を果たした高橋 |