品田の年次別ベスト
西暦 |
学年 |
シーズンベスト |
2000 |
中3 |
6m70 |
2001 |
高1 |
7m23 |
2002 |
高2 |
7m54 |
2003 |
高3 |
7m87 |
2004 |
大1 |
7m69 |
2005 |
大2 |
7m64 |
2006 |
大3 |
7m77 |
2007 |
大4 |
7m86 |
2008 |
社1 |
7m93 |
2009 |
社2 |
7m86 |
2010 |
社3 |
7m83 |
2011 |
社4 |
7m86 |
2012 |
社5 |
7m34 |
2013 |
社6 |
7m70 |
2014 |
社7 |
7m82 |
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品田が入社した濃飛倉庫運輸は岐阜県の企業で、2012年の岐阜国体で得点源となることを期待されての採用だった。国体の成年選手は地元の中学生、高校生がアイドル視する存在でもある。日本代表に入ることも望まれていた。
だが、09年以降のシーズンベストは7m80台が続いた。自己記録を更新できなかった理由を「いくつかケガがあったことも関係しているとは思いますが、トレーニング内容がよくなかったと思います」と品田は振り返る。
「体力トレーニングばかり行い、技術トレーニング、特に動き作りや踏切ドリルをまったくと言っていいほどやっていなかった。体力トレーニングも何かに特化したものというわけではなく、あれも、これも、と色々なことをやり、走幅跳に必要のないトレーニングも多く行っていたように思います」
品田は日本選手としてはスピード、パワー、バネの全てが備わっているタイプ。練習などもオールラウンドにできたことで、強化ポイントを見出しにくくなっていたようだ。また、スプリント能力が高いため「走れなきゃ跳べない」という思いが強すぎたのかもしれない。それが跳躍の技術練習を疎かにしてしまうことにつながった。「結局のところ、能力が高いことがアダとなってしまっていたように思います」
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