2003/4/12 日大・東海大対校
今年の東海大短距離は400 mブロックが好ダッシュ
その2
対馬、400 mHの大学デビュー戦で50秒97

 冨樫の45秒台を筆頭に、400 mで4人が47秒を切った東海大勢。その起爆剤となったのが同じ400 mブロックの対馬庸佑(4年)で、先に行われた400 mHで50秒97の好タイムを出したのである。ハードリングに若干の“高さ”が感じられたが、バックストレートを13歩のインターバルで飛ばし、6台目で14歩、8台目で15歩への切り換えもスムーズ。レースを見ている限り、とても400 mHの大学デビュー戦とは思えなかった。

対馬コメント
「400 mブロックの層が厚くて、高野先生に400 mHをやってみろと言われて、秋から少しずつハードルをやるようになりました。春になってからですね、正規のハードル間の距離でやったのは。5台目まで13歩ですが身長があるからできることで、為末(大・大阪ガス)さんとかのすごさとは違います。僕はただ、身長があって最初からできたというだけで。
 冬の間に吉沢(賢・デサントTC)さんに付いて練習をやらせてもらって、200 mに10台ハードルを置いて、ハードル間の距離は本当にバラバラにして、左右どちらの脚でも跳べるようにしました。吉沢さんには沖縄合宿でも、お世話になりました。
 400 mHのこれまでのベストは高3のときに練習しないで出た55秒09がベスト。高校は青森県の弘前南高で、普通の県立高校です。インターハイは400 mで東北大会止まりでした。ベスト記録は49秒06だったです。東海大に行くことを決めたのは、末續さんや宮崎さんがいらして、ここでやったら強くなると思ったからです。入学後はずっと400 mで、昨年の国体の準決勝で46秒88が出せました。インカレは2年時の日本インカレ、3年時に関東インカレに出ましたが予選落ちです。
 来週の四大学で400 mHに出て、サーキットは織田・水戸と400 mに出場する予定です。今日は50秒台、今年中に49秒台という目標でしたが、関東インカレで、あと1秒は行きたいですね。そして、ユニバーシアードにも。将来的には世界選手権とかオリンピックにも、行きたいですね。
 今日、50秒台が出たことで、ハードルに専念する(専門にする)決心ができました。やれると思います」
184cm・71kg
1981年12月24日生まれ A型
96年(中3)51秒55
99年(高3)49秒06
01年(大2)47秒74
02年(大3)46秒88

その1 冨樫が45秒78と世界選手権B標準突破
その3 早くも4人が自己新、4×400 mRで学生新も射程内に

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