2002/7/30
アテネ五輪選考基準が一部決定
世界選手権メダリストの最上位者は自動的に決定


 日本陸連は7月30日、アテネ五輪の選考競技会を以下のように決定した。大会名表記は、「第○回」を「2004年」とするなど、陸連発表のものと若干変更してある。

1)一般種目
・第9回(2003)世界選手権
・第88回(2004)日本選手権
・2004年日本グランプリシリーズ各大会
・2004年IAAFグランプリ大阪
2)男子マラソン
・第9回(2003)世界選手権
・2003年福岡国際マラソン
・2004年東京国際マラソン
・2004年びわ湖マラソン
3)女子マラソン
・第9回(2003)世界選手権
・2003年東京国際女子マラソン
・2004年大阪国際女子マラソン
・2004年名古屋国際女子マラソン
4)競歩種目
・第9回(2003)世界選手権
・第42回(2003)全日本50km競歩大会(山形)
・第87回(2004)日本選手権競歩大会 男子20kmW 女子20kmW(神戸)
・第88回(2004)日本選手権競歩大会 男子50kmW(輪島)
・第43回(2004)全日本競歩大会 男子20kmW 女子20kmW(輪島)

 選考基準は以下のように決定された。なお、すべての代表選手選考の前提として、参加標準記録の突破(2003/1/1〜2004/8/13)が義務づけられている。

1)男女マラソン
@第9回(2003)世界選手権でメダルを獲得した男女マラソン競技者の中で、それぞれの日本人最上位者。
A上記以外の選考基準は2003年4月に発表する。
2)男女マラソン以外の種目
@第9回(2003)世界選手権でメダルを獲得した競技者の中で各種目の日本人最上位1名(リレーは除く)。
A上記以外の選考基準は2003年4月に発表する。
3)男女リレー種目
@指定期間(2003/1/1〜2004/6/30)の世界上位16カ国以内の記録を有する場合は、IOC及びIAAFの規定に則して、リレーチームが派遣される。代表選手は個人種目に準じて別途定める選考基準によって選考される。
※本大会までに、故障などのために競技力を十分に発揮できない事態が生じた場合は、内定を取り消されることがある。

 選考日程は以下のように発表された。
1)男女マラソン
@男女マラソンの選考基準@項による内定は該当する成績を収めた時点。
A上記以外は、別途定める選考基準に則して、世界選手権を含む選考競技会の結果で平成16年(2004年)3月の理事会、評議員会で選考(内定)される。
2)男女マラソン以外の種目
@男女マラソン以外の選考基準@項による内定は該当する成績を収めた時点とする。
A上記以外は、別途定める選考基準に則して、世界選手権を含む選考競技会の結果で平成16年(2004年)6月の理事会、評議員会で選考(内定)される。
※代表選手の正式決定は、日本オリンピック委員会による。

アテネ五輪選考基準、どこが変わったのか? 世界選手権で高橋・土佐・弘山の対決が実現するのか?
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