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名城大は学生女子長距離の強豪。05年には全日本大学駅伝で優勝している。ユニバーシアードにも5大会連続代表を輩出。一昨年秋のオランダ・ナイメーヘン15kmロードから、STCIと連携して海外遠征を行うようになった。今年3月のプラハ・ハーフで3回目である。米田勝朗監督は以前から海外遠征や合宿に積極的だったが、STCIとの連携でより充実した内容になったと感じている。
「モチベーションを高く維持するために、学生に刺激を与えるのが一番の狙い。ユニバーシアードで成績を出すための下準備、という位置付けで考えています。選手たちには将来は実業団で競技を続けてもらいたいので、早い段階で海外を経験して陸上競技の価値観をしっかりと持ってほしいのです。柳原さんから遠征のお話が来た時は、普通では行けないような金額でしたし、願ったりかなったりでした」
海外遠征を通じて変わった選手の代表格が野村沙世(4月から第一生命)だという。09年、11年とユニバーシアードのハーフで連続3位。10年のナイメーヘン15kmでも"海外レース"を肌で感じた。翌年には大学の授業で英会話を選択。国際
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