2002/5/11国際GP大阪
杉森が2分03秒56の日本歴代4位
杉森の理想とする200 m毎のスプリットとは?
   記録はIAAF Grand Prix 2002

 女子800 mの日本人トップ選手の通過&スプリットは以下の通り。
距離 通過 200 m毎 400 m毎
200 00:28.9 00:28.9
400 00:59.7 00:30.8 00:59.7
600 01:31.7 00:32.0
800 02:03.56 00:31.9 01:03.9

 杉森美保(京セラ)の2分03秒56は日本歴代4位。
杉森 自己記録は出さないと、と思っていました。練習がうまくいっていましたから。兵庫リレーカーニバルは2週間のアメリカ遠征(4月13日に2分05秒3の自己新=日本歴代13位)から帰国して、時差ボケで体調が完全ではありませんでしたし、水戸国際(400 mで54秒82)は調整なしで出ました。日本選手権が一番の目標ですが、大阪はその1つ手前の試合という位置づけで出場しました。

 レースは、東学大の後輩でもある西村美樹(昨年のこの大会で2分02秒23の日本新)がリードした。ラスト160m付近で杉森がスパートして、日本人トップの位置を占めた。
杉森 途中までかなり余裕がありました。どこからスパートしようとは決めていなかったんですが、カーブのところで余裕があって、ついつい出てしまいました。200 m手前からいったら、もう少し面白かったかもしれません。

 昨年、800 mはシーズン後半の2レース。今季3レース目で、社会人となって800 mは5レースしかこなしていない。
杉森 少しずつ、記録的にも上が見えてきました。まだまだ、通過点です。今年は日本記録を目指しています。そのためには、私の場合400 mで安定して53秒台を出せる力をつけること、もうちょっと1000mで走れる力をつけること。そうなったら、面白いと思います。

 今の800 mは史上空前とも言える混戦、激戦模様を呈している。
杉森 みんなレベルアップしています。今日、出ているメンバーはみんな、経験が豊富。日本選手権は誰が勝ってもおかしくない。なんとか、置いていかれないようにしたいと思います。

 最後に、この日の上記200 m毎の通過タイム表を見てもらい、感想を求めた。
杉森 32秒かかっているラストの200 mが、もうちょっと速くなりたいですね。最低でも31秒ではいきたいです、日本記録よりも上を目指すなら。400 mを58秒くらい、600mを1分30秒、ラスト200 mを31秒という展開を目指しています。

男子1500m日本人トップ選手
距離 通過 200 m毎 400 m毎
400 00:59.5 00:59.5
800 02:01.1 01:01.6
1200 03:01.7 01:00.6
1500 03:43.80 00:42.1
       
1100 02:46.9
1300 03:15.4 00:28.5
1500 03:43.80 00:28.4 00:56.9


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