2002/5/11国際GP大阪
福士と渋井の(爆笑)記者会見
「渋井さんから『オマエ、(日本新を)出したのか』と聞かれて、『すいませんでした』と謝りました」(福士)
「渋井 (日本新が)出たと思ったから、いい仕事をしたと思ったんですけどね」(渋井)


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Q.日本新は出ませんでしたが自己新といことで、どんな感想でしょうか。
福士 自己新が出て、ホントによかったです。渋井さんのおかげです。(渋井に向かって頭を下げ)ありがとうございました。
Q.1000m毎に先頭を交替する打ち合わせをレース前にしていたんでしょうか?
福士 はい。実は…。
渋井 してないって。
福士 何もしていなくて、レース前は着いていこうと思っていましたが、ダッシュをやりすぎたせいか最初から出てしまいました。
Q.(不詳)
渋井 日本新を出そうとひそかに考えていましたが、福士が1秒届かず、思わず「バカヤロー」でした。
Q.渋井さんが1000m過ぎでトップに立ったのは、どんな狙いで?
渋井 監督から「潰れてもいいからぶっ飛ばせ」という指示があったんですが、福士が最初飛ばしていたので、1000m過ぎからになりました。
Q.日本新は意識していましたか?
福士 意識していませんでした。今日、ここまでの記録が出て、ビックリしています。去年のイメージ(大阪GPで最下位)が残っていたので、そのリベンジをしたい気持ちはありました。2000mの通過が6分00秒とアナウンスを聞いて、「この1000mは2分58秒で走ったんだ」と思ったことは、覚えています。
渋井 出るのなら、福士に出してほしかったですね。サーキット(の女子長距離)はパッとしなかったみたいなんで、ここらでぶちかましたいと。
Q.渋井さんは、14分台を狙える状態ではないけど、日本選手の誰かが日本記録を出すために引っ張ったわけですか。
渋井 イメージはしていたんですが、思いの外、腿に来ていまして。両脚の腿の横あたりですが。
Q.ゴールタイムが日本新に迫ったことは、すぐにわかりましたか?
福士 日本記録とかわかっていなくて、トップの選手(のタイマー)が15分01秒台で止まっていたので、「私、15分10秒を切ったんじゃないか」とは、思いました。
Q.1秒足りず、どんな気持ちでしたか。
福士 渋井さんから「オマエ、(日本新を)出したのか」と聞かれて、「15分04秒です」と答えたら「じゃあ、出してないじゃないか」と言われて「すいませんでした」と謝りました。
渋井 (日本新が)出たと思ったから、いい仕事をしたと思ったんですけどね。
Q.今、考えたらもったいない?
福士 そうですね。今思えば「もう1回いきましょー」という感じで。
Q.渋井さんの1万m日本新はどう感じましたか。
福士 次の日、新聞で見て「出た出た」と。前半の通過が15分24秒とあったので、「兵庫(実際は静岡国際5000m)の私と一緒じゃん。スゲーな」と思いました。
Q.今日、渋井さんと一緒に走ることについては?
福士 走る前は、渋井さんにワコールのプレゼントをあげようと、そのことで頭がいっぱいでした。レースの前に、日本新のお祝いのプレゼントをしました(ワコール製インナーの上下らしい)。

記録はIAAF Grand Prix 2002
国際GP大阪大会アウトライン
女子5000mの200 m毎通過&splitタイム表

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