2002/8/12
アジア選手権デイリー・ダイジェスト
と言っても、記録を見て気づいたことだけなんですが……。


★★★4日目=最終日★★★ 前半
女子800 mで杉森が金! 国外日本人最高の2分2分03秒59
男子400 mHの河村は自己記録に0.01秒差の銀
女子400 mHの吉田も国外日本人最高


●女子400 mH決勝 .Result
 優勝はTorshina Natalya(カザフスタン)で55秒81。吉田真希子(福島大TC)が3位。57秒04は自己4番目、海外日本選手最高記録。そして中国コンビの一角を崩す健闘だったが、たぶん本人は満足していないのではないか。江口幸子(横浜陸上ク)は59秒33で5位。59秒台で安定してしまっているが、たぶん、飛躍する前の地固めの時期なのだろう。

●男子400 mH決勝 Result
 河村英昭(スズキ)がアルヌビ(カタール)に、一歩届かなかった。48秒67と48秒85。レース展開まではわからないが、最後の直線で激しく追い上げたのではないだろうか。
 アルヌビはAマーク付き(標高1000m以上での記録)とはいえ、48秒17のアジア歴代3位の記録を持ち、今季も48秒41でドーハGPに勝っている。4年前のアジア選手権優勝者でもある。自己記録はその4年前、アジア選手権優勝で出場権を手にしたワールドカップで出したものだ。そのアジア選手権で2位だったのが河村。因縁浅からぬ相手だけに勝ちたかったところだろう。
 千葉佳裕(富士通)は50秒24の4位と不調を脱していない。

●女子200 m決勝 Result
 ジャヤシンゲ(スリランカ)が22秒84で100 mに続いて2冠達成。信岡沙希重(ミズノ)は25秒13で8位。最後まで、短距離種目の風はわからない。

●男子200 m決勝 Result
 チェルノボル(カザフスタン)が20秒73で優勝。伊藤辰哉(富士通)は21秒54で7位。予選・準決勝ともぎりぎりで通過したが、決勝でもぎりぎりで最下位を免れた。

●女子800 m決勝 Result
 この種目だけ、非常に粗いものだったが、インターネットで映像を見ることができた。2〜3番手の好位置につけていた杉森美保(京セラ)は、最後の直線でボリソワ(キルギスタン)を追い込み、ラスト10〜20mあたりで前に出てフィニッシュ。最後の競り合いにも強いことを、国際大会という大舞台で示した。2分03秒59は5月に出した自己記録に0.03秒届かなかったが、東学大の後輩である西村美樹が昨年の北京ユニバーシアードで出した2分03秒73を上回る海外日本人最高記録。
 予選トップ通過の松島朋子(UFJ銀行)は7位で2分07秒85。ハイペースの時に対応できない課題が未解決のまま、という印象。

●男子800 m決勝 Result
 優勝はKolganov Mikhail(カザフスタン)で1分48秒91。森祥紀(自体学)は6位で1分50秒40。

後半に続く

第14回アジア選手権コロンボ公式サイト
アジア選手権TOP
寺田的陸上競技WEBトップ