2002/8/9
アジア選手権デイリー・ダイジェスト
と言っても、記録を見て気づいたことだけなんですが……。


★★★1日目★★★
女子ハンマー投でアジア人初の70mスロー
日本勢では吉田&木田の400 m福島大先輩後輩コンビが好調


●女子ハンマー投決勝Result
 最初の決勝種目である女子ハンマー投で、アジア新記録がいきなり出た。中国のGu Yuan(顧 原)が71m10をマークし、2位の台湾選手に13m近い差をつけて圧勝した。日本の鈴木文(チチヤス乳業)は54m19と振るわず5位。
 Gu Yuan(顧 原)は今年5月で20歳になったばかり。1998年に16歳で鈴木文のアジア記録を更新すると、昨年11月の中国全国運動会では66m97までアジア記録を伸ばした。今季、綾真澄(グローバリー)が66m27のアジア歴代3位(その後、中国の劉が66m96を出し歴代4位に後退)と記録的に迫っていたが、これで一気に突き放した格好に。
 顧は98年福岡大会に続いて2連勝。アジア大会は今年から正式種目。その初代チャンピオンの最有力候補となった。

●男子400 m予選 Result
 予選が3組2着+2で行われ、サウジアラビアのAl Bishi Hamdanが45秒82でトップ通過(2組1位)。前回の福岡大会で44秒61とアジア記録に0.05秒差まで迫ったSugath Thilakarathne R.Kは3組トップで46秒9(たぶん46秒90)。と思ったが、生年を見ると前回優勝者と違う(73年と81年)。ファーストネームも同じなのだが……謎だ。
 日本の2選手は残念ながら予選落ち。松本卓(スズキ)が1組3位で47秒70。向井裕紀弘(日大)は3組3着で48秒20。ともにプラスに引っかからなかった。

●女子400 m予選 Result
 2組3着+2で予選が行われ、吉田真希子(福島大TC)、木田真有(福島大)とも54秒17と同タイムで予選通過。木田は1組2位、吉田は2組1位。

●男子100 m予選 Result
 予選が4組で行われたが、通過人数がわからないので、ラウンドがいくつあるのか不明。タイムテーブルにあったラウンド数は、かなり変更されているので、あてにできない。たぶん、次は準決勝と思われる。南部記念優勝の土江寛裕(富士通)は1組2位で10秒64(風の記載もなし)。菅野優太(日大)は2組2位で10秒64と、土江とまったく同タイム。
 向かい風基調だったらしく10秒4台すら出ていない。サウジアラビアが4組中1・3組でトップ。4組は中国選手。そして2組は昨年の東アジア優勝者のチェルノボル(カザフスタン)。

●女子100 m予選 Result
 予選が2組4着取りで行われ、1組の地元ジャヤシンゲ(スリランカ)が11秒40と圧倒的な強さを見せている。日本の鈴木亜弓(スズキ)、松本真理子(福島大TC)の2選手は12秒18と12秒14(ともに風不明)で予選落ち。

●男子1万m決勝 Result
 カタールがワンツー。Hasim Ahmed Ibrahim M.W が30分31秒05で制した。日本選手の出場はなし。Heat1と記載があるけど、決勝だろう。

●女子七種競技
 100 mHはなぜか記録が出ていない。走高跳は佐藤さよ子(日立インダストリー)が1m65で平戸安紀子(筑波大)が1m50。砲丸投と200 mはまだ掲載されていない。

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