2013/10/18 日本ジュニア・ユース1日目
女子やり投好記録続出レポート@
ユースの梶原、ジュニアの斉藤が56mアーチの競演
「梶原の56mでちょっと火が点(つ)きましたね」
日本ユース女子やり投成績 日本ジュニア女子やり投成績
女子やり投で午前中に行われたユース、午後に行われたジュニアと56m台の好記録が立て続けに誕生した。
9時30分開始のユースでは梶原美波(薫英女学院高2年)が2回目に56m01を投げて2位に6m22差の圧勝。自身が東京国体でマークした54m69の高2最高記録を更新した。高校歴代3位、ジュニア歴代3位、ユース歴代2位というハイレベルの一投だった。
「(2投目は)リラックスができ、やりを体にしっかりと乗せて、まっすぐに飛ばすことができました。教えていただいていることに少し近づけたと思います」
斉藤真理菜(土浦湖北高3年)が国体で出した55m66をも上回り、この時点では今季高校最高でもあった。
「真理菜さんがいないユースでしたが、記録を抜いたのは嬉しいですね。でも、今日このあと、真理菜さんは絶対に抜いてくると思うんです。そうならなかったら“ヨッシャー”なんですけど(笑)」
残念ながら梶原の予想は冷静な方が的中した。
13時30分開始のジュニアでは斉藤が4投目に56m74と梶原の記録を上回ると、6投目に56m76と記録を伸ばした。歴代順位は高校歴代が3位、ジュニア歴代も3位。高校歴代では佐藤友佳の57m31、久世生宝の56m84に惜しくも届かなかった。ジュニア歴代では久世の58m98が1位で、佐藤の57m31が2位である。
「3投目まではちょっとバランスが崩れて、角度が高くなりすぎていました。4投目は肩をしっかり乗せて、左脚にまっすぐに乗せて投げることができたんです。6投目は腰がはまっていた感じがなかったのですが、腕は振れていました。感覚的には4投目の方が良かったので、56m76まで飛んだとは思いませんでした」
梶原の記録を上回ったことに話を向けられると、少しだけほおが緩んだ。
「梶原の56mでちょっと火が点(つ)きましたね。2年生がそこまで投げるのなら自分もと思いましたし、(国体で電話番号を交換した)梶原からも勝ってねと言われました。ここは56m以上投げないと。でも、狙っていたのは57m31の高校記録です。一番の目標だった自己記録更新はできましたが、ちょっと悔しいです」
女子やり投好記録続出レポートAにつづく
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