2008/6/18 日本選手権記者発表
末續は200 m、池田は走幅跳に絞ってのエントリー
標準記録突破者では上野、佐藤悠、絹川が欠場
日本陸連は6月18日、日本選手権のエントリー選手を発表。
2種目で標準記録を破っている選手では塚原直貴(富士通)が100 m、末續慎吾(ミズノ)と藤光謙司(日大)200 m、池田久美子(スズキ)が走幅跳に絞った。4人ともA標準を突破している種目に絞った形である。小林祐梨子(豊田自動織機)は女子1500mと5000mの2種目にエントリーしたが、タイムテーブルは最終日の16:45(1500m)と18:05(5000m)ということで、どちらかに絞る可能性が高い。
例年、200 mの決勝と100 mの予選などが同日に重なるケースが多かったが、今季は1・2日目に200
m、3・4日目に100 mと完全にわかれるため、両種目を兼ねやすくなった。両種目にエントリーしている有力選手としては高平慎士(富士通)と斉藤仁志(筑波大)が挙げられるが、高平は両種目に出場する意向(富士通公開練習記事参照)。斉藤は200 mに絞る可能性が高い。
男子長距離では上野裕一郎(エスビー食品)が5000mでA標準を突破しているが、脛の骨膜炎の影響でエントリーできなかった。シーズンイン前の練習が不十分の佐藤悠基も、1万mでB標準を突破しているがエントリーしなかった。その他の男子長距離勢は、松宮隆行(コニカミノルタ)、竹澤健介(早大)、三津谷祐(トヨタ自動車九州)と注目の選手は5000m・1万m両種目にエントリーしている。
女子短距離では信岡沙希重(ミズノ)、福島千里(北海道ハイテクAC)、高橋萌木子(平成国際大)、中村宝子(慶大)、和田麻希(龍谷大)と有力選手は100
m・200 mの2種目にエントリー。丹野麻美(ナチュリル)は先日表明した通り、200
mにはエントリーせず400 mに絞った。
吉田真希子(ナチュリル)、久保倉里美(新潟アルビレックスRC)、青木沙弥佳(福島大)の福島大OB・現役トリオは400
mと400 mH、寺田明日香(北海道ハイテクAC)は100 mと100 mHの両種目にエントリー。
1万mでA標準を破っている絹川愛(ミズノ)も、先日表明したウィルス性の体調不良で練習ができていないため、エントリーを見送った。福士加代子(ワコール)、渋井陽子(三井住友海上)、赤羽有紀子(ホクレン)ら女子長距離の有力選手も5000m・1万mの2種目にリストアップされている。
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