2008/6/12 富士通が公開練習
3選手の共同会見時コメントから日本選手権への抱負を抜粋
「末續さんを狙える雰囲気」(高平)
「問答無用で代表に」
(塚原)
「いつ日本選手権が来ても怖くない状態」
(醍醐)

醍醐、高平、塚原ら有力候補がズラリ 五輪代表“5人”なら富士通史上最多

高平慎士
「日本選手権の200 mでは最低でも2位を確保したい。日本選手権がやっと、調整して出る試合。春先よりも200 mの記録は上がっていくはずです。今年前半を見ていて、末續さんを狙える雰囲気があります。去年は120〜130mまで食らいつけました。今年はその先、どんな展開になっても並んで入るつもりで行きます。100 mは今年、自己記録(10秒29)が出ていますが、大学の頃に出てもおかしくなかった記録です。リレーメンバーをやってきていますから、100 mでも日本のトップに上りつめるくらいの気持ちで行きます。自己記録が10秒2台後半でリレーのメンバーに入っているのもどうかと思いますし。200 mが終わった後ですから、力を抜いた感じでB標準(10秒28)を、できればA標準(10秒21)を出したい。良い記録が出れば、その結果で準決勝、決勝の順位が決まっていくと思います」

塚原直貴
「練習の流れを冷静に見て、(卒論と3月の左アキレス腱の故障で)量を積めていないのは事実です。日本選手権で両方に出てどっちつかずになる可能性もなきにしもあらず。今年は勝負の年なので100 mのみとしました。一昨年、去年と選手権者になっています。3連覇のかかる選手にふさわしいレースをしていけたらと思っています。(大阪GP、東日本実業団と良くなかったが)試合に出る都度、ボチボチと記録が上がってきています。プレ五輪では決勝にまで進んで4本走ることができ、良い練習が積めたと思います。ここでの合宿も10日間くらいやって、相当量練習をしています。今週いっぱい頑張って、来週から日本選手権までで調整していきます。高平さんも100 mに出られますが、優勝して、問答無用で代表になりたいと思います。記録もそれにふさわしく、A標準以上を狙っていきます」

醍醐直幸
「日本選手権ではA標準を跳びたいと思っています。来年からA標準が2m31に上がるので、早めに跳んでおきたいという気持ちもありますが、とりあえずは冷静にA標準を跳べば、オリンピックも近づいてくると思うので。(そのためにも)しっかりと勝つことが大事です。今季の流れとしては大阪GPで結果を出して自信をつける予定でしたが(雨で跳べなくて)、その代わりに静岡国際で思ったより上手く跳べました(2m27)。(2m20の)プレ五輪は(跳躍)練習不足で出ましたが、(2m20と)最低限のところではここまで来ていると思います。イメージした流れには近いところで来ています。(昨年の失敗は)東日本実業団で1回ケガをして、自分の跳躍ができなくなって気持ちの余裕がなくなったことが原因の1つだったと思います。感覚的にはあまり去年のことは覚えていませんが、去年よりも良い状態であることは確かです。この前の練習でも良い流れをつかむことができていて、今はいつ日本選手権が来ても怖くない状態です。走っていても、ハードルをやっていても体の感覚が今までと違ってきています」

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