2005日本選手権種目毎   
標準記録突破者
&国立競技場日本人最高
&展望コメント

*************男子E投てき*************

男子砲丸投
▼世界選手権標準記録突破者
20.50/20.00
▼国立競技場日本人最高
18.03 畑瀬 聡 日大 2004 日本インカレ

 兵庫リレーカーニバルで17m98と、自己記録に5cmと迫った畑瀬聡(群馬綜合ガードシステム)が優勝候補筆頭。自己記録は国立競技場日本人最高でもある。両記録を一緒に更新できるのはラッキーかも。
 兵庫、中部実業団と17m04、17m02と“チョイ越え”を続けている村川洋平(スズキ)が昨年のように、日本選手権本番で自己新を投げられるか。冬期練習と投げ込み不足の村川が、やや劣勢か。

男子円盤投
▼世界選手権標準記録突破者
65.00/63.00
▼国立競技場日本人最高
55.34 川崎清貴 大昭和 1979 アジア陸上

 畑山茂雄(ゼンリン)が東日本実業団で58m00まで記録を伸ばしてきた。日本歴代2位(58m08)まで8cm、1979年に生まれた最古の日本記録まで2m22。同じく1979年の最古の国立競技場日本人最高だけは、最低でも越えてもらいたい。
 2位争いは小林志郎(国士大院)が関東インカレ(2部)で53m04と自己新。一歩リードしている。国士大の先輩の保田豪(TMA)は、腰を痛めて苦しい状態。

男子ハンマー投
▼世界選手権標準記録突破者
2004年
78.65/74.35 室伏広治 ミズノ 83.15
▼国立競技場日本人最高
78.83 室伏広治 ミズノ 2001 日本選手権

 室伏広治(ミズノ)にとって日本選手権は今季初戦となるが、出てくれば11連勝は間違いない。2位の土井宏昭(ファイテン)、3位の碓井崇(TMA)も指定席という雰囲気があるが、土井の日本歴代2位(75m96)、碓井の70mへの挑戦は興味深い。

男子やり投
▼世界選手権標準記録突破者
2004年
81.80/77.80 村上幸史 スズキ 81.71
▼国立競技場日本人最高
84.16 溝口和洋 ゴールドウイン 1987 東京国際 当時日本新

 村上幸史(スズキ)が助走距離を2歩伸ばした新助走に成功すれば、80m越えもあるかもしれない。村上が76〜77m台にとどまると、東日本実業団で75m37の自己新をマークした室永豊文(相模原養護学校教)と接戦になるかもしれない。室永は中大OBだが、期待の若手、山本一喜は中大の4年生。
 室永は「池田(康雄・チームビッグストーン)さんも中大OB。中大トリオで村上に迫りたい」と言うが、山本は兵庫リレーカーニバルで腰を痛め、関東インカレは欠場。


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