2005日本選手権種目毎   
標準記録突破者
&国立競技場日本人最高
&展望コメント

*************男子B長距離*************

男子5000 m
▼世界選手権標準記録突破者
13.21.50/13.28.00
▼国立競技場日本人最高
13.24.69 新宅雅也 エスビー食品 1982 八カ国対抗 当時日本新

 誰が出るのかよくわからない。1・2日目に予選・決勝、4日目に1万m決勝というスケジュールだからだ。こういうとき、下手に1万mに意識が行ってしまう選手よりも、目の前の種目に集中できる選手の方が有利。そういう意味では、カネボウ勢が強いのではないか。元々、5000mは“カネボウ距離”である。
 ゴールデンゲームズでは松宮隆行(コニカミノルタ)が日本人トップだが、B標準に惜しくも届かなかった。5月25日の会見を聞く限り、1万mに集中しそうな雰囲気だ。

男子1万m
▼世界選手権標準記録突破者
2004年 2005年
27.49.00/28.06.00 大森輝和 くろしお通信 27.43.94 松宮隆行 コニカミノルタ 27.50.20
大島健太 くろしお通信 27.53.95 大森輝和 くろしお通信 27.56.57
細川道隆 大塚製薬 27.54.42 瀬戸智弘 カネボウ 28.00.29
佐藤敦之 中国電力 27.56.86 大野龍二 旭化成 28.02.18
大野龍二 旭化成 27.59.32 高岡寿成 カネボウ 28.04.80
永田宏一郎 旭化成 28.00.12
三津谷 祐 トヨタ自動車九州 28.00.23
高岡寿成 カネボウ 28.00.90
坪田智夫 コニカミノルタ 28.02.34
松宮隆行 コニカミノルタ 28.03.79
尾田賢典 トヨタ自動車 28.03.92
尾方 剛 中国電力 28.05.76
▼国立競技場日本人最高
27.43.04 米重修一 旭化成 1988 東京国際

 カージナルで27分50秒20とA標準に迫った松宮隆行(コニカミノルタ)が本命。兵庫リレーカーニバル日本人トップの瀬戸、静岡国際同トップの佐藤敦之(中国電力)、九州実業団でも好調だった前回覇者の大野龍二(旭化成)が有力候補。兵庫では日本人4位、カージナルでも松宮に負けている大森輝和(くろしお通信)だが、昨年すでにA標準突破済み。今回の選考基準では、B標準の優勝者よりも優位な立場。昆明合宿でもいい動きをしているという情報もある。
 高岡寿成(カネボウ)は……出場するのだろうか。陸連の公表したエントリーが記録上位10選手だけ。長距離は外国人の名前ばかりでその辺が不明確。ファンが知りたい部分と、“上位10人”で区切る考え方の違いだ。


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