2005日本選手権種目毎   
標準記録突破者
&国立競技場日本人最高
&展望コメント

*************男子@短距離*************

男子100 m
▼世界選手権標準記録突破者
2004年 2005年
10.21/10.28 朝原宣治 大阪ガス 10.09 末續慎吾 ミズノ 10.15
末續慎吾 ミズノ 10.10
土江寛裕 富士通 10.21
▼国立競技場日本人最高
10.11 +0.3 川畑伸吾 法大 2000 日本インカレ 当時学生新

 ウエイトトレーニングと走りが上手く噛み合っていなくても、織田記念では10秒15。やはり、末續慎吾(ミズノ)が強そうだ。朝原宣治(大阪ガス)がどこまで、日本選手権に合わせられるか。昨年は朝原が予選で10秒09をマークしたが、決勝では10秒20。10秒10の末續の完勝だった。伊東浩司&朝原の時代も含め、日本人2選手が同一レースで10秒0台で走ったことはない。その実現を期待したいところ。
 3位争いは混戦。織田記念で小島茂之(アシックス)がいい走りを見せたが、吉野達郎(RaSport)も東日本実業団で10秒30と好走。決勝で“いい走り”のできた選手が食い込んできそうだ。特に吉野の場合は、決勝で走りがおかしくなる傾向があった。それが克服できていれば強い。

男子200 m
▼世界選手権標準記録突破者
2004年 2005年
20.59/20.75 高平慎士 順大 20.59 末續慎吾 ミズノ 20.55
松田 亮 広島経大 20.59 高平慎士 順大 20.56
朝原宣治 大阪ガス 20.70
大前祐介 早大 20.73
▼国立競技場日本人最高
20.30 +0.3 末續慎吾 東海大 2001 日本インカレ

 静岡国際では、末續の走りがおかしくても、自己新の高平慎士(順大)を抑えた。「2位を確保することが目標」と高平が言うのも仕方のないところ。
 宮崎久(ビケンテクノ)が東日本実業団で復調の兆しを見せた。
 大前祐介(富士通)は、目指している新しい動きがまだ、できていないという。入社してまだ、生活のリズムがつかめず、ベースとなる体力部分がしっかりできていないようだ。

男子400 m
▼世界選手権標準記録突破者
2004年
45.55/45.95 山口有希 東海大 45.20
小坂田 淳 大阪ガス 45.45
佐藤光浩 富士通 45.70
伊藤友広 法大 45.75
金丸祐三 大阪高 45.89
▼国立競技場日本人最高
44.78 高野 進 東海大教 1991 日本選手権 日本新

 小坂田淳(大阪ガス)と山口有希(東海大)というアテネ五輪4×400 mRメンバー2人が欠場。国際グランプリ大阪日本人2位の高校生、金丸祐三(大阪高)が今季の実績では一番だが、日本選手権2連勝中の佐藤光浩(富士通)が意地を見せるような気もする。取り組んでいることが昨年までと違うとはいえ、昨年も春季サーキットからグンと調子を上げてきた。


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