2003/5/16 関東インカレ
男子1万m特集A
藤井の振り返るレース経過
「28分30秒の日本選手権標準記録よりも勝つことが重要でした」

男子1万m特集@1部1万mの通過&スプリット プラス レース経過一覧表
●スタート直後にトップに
「スローペースよりもハイペースの方がいいと思い、モカンバ君が行く気配がなかったので、自分で行くしかないと思いました。3000m通過を8分30秒、5000mを14分10秒の予定でした」
●5000mから突如スローペースに
「5000mを設定に近いタイムで引っ張れたので、誰かに代わってもらおうと思って。勝つことが最低限の目標でしたから、誰かに行ってもらって1回休もうと。28分30秒の標準記録を切って日本選手権に出たい気持ちもありましたが、それよりも勝つことが重要でした。負けたら面白くありませんしね。
 8000mまで楽といえば楽でしたし、行こうと思えば行けたかもしれません。しかし、5000mで3〜4人に絞れると思っていたのに大勢残っていて、不安がありました」
●8300mでスパートしたが、8800mでペースダウン
「ラストになると橋ノ口君が強いのでスパートしましたが、あそこ(8800m)まで行くと、残りを押していってもついてこられてしまいます。僕もラストが弱いわけではないので、ラスト1周の勝負に備えました。橋ノ口君のラストはすごいですけど、もう、気持ちで勝つしかないと」
●ラストの直線勝負
「ラスト100 mでもしかしたら行けるか、と思いましたが、向こうもスピードアップしたのでキツイかなと。でも、残り50mくらいで並んだときに、勝ったかなと思いました。ラスト400 mは今日が、これまでで一番速かったと思います」
●最後は投げキッスをしてフィニッシュ
「日大のみんなが応援してくれたので、出られない選手にも“ありがとう”の意味を込めてやりました。2番は要らないと思っていました。勝つのは気持ちいいですね」


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