2002/12/21　神奈川大公開練習
吉村、出場はなお微妙な状態
「ポイント区間はどこを走っても、負担がかかると思います」

Ｑ．故障の具合は？
吉村　ぎっくり腰じゃないと思いますが、腸よう筋がおかしくなって、それが腰にも来て、色々と重なって、おかしくなったんだと思います。とにかく原因は、腸よう筋みたいです。今は結構、良くなってきていますが、まだ、疲れとか残っていますし、完全に復調した感触ではありません。11月20日くらいから、普通に練習はできています。
Ｑ．それ以外にも、今年はケガが多かったとか？
吉村　３月10日の京都ハーフ（１時間02分51秒で３位）の後、右ふくらはぎが少し痛くなりましたが、それはすぐに治りました。その１カ月後に左にシンスプリントが出て、３カ月練習に影響が出ました。７月から走り始めることができました。そして、出雲が終わって腰を痛めたんです。大きなケガをしたのは初めてで、本当に何をしたらいいのかわかりませんでした。それを、いい経験にできたら、と思っています。
Ｑ．どんなコースなら、負担を感じずに走れそう？
吉村　今年、継続して練習ができていませんから…。ポイント区間はどこを走っても、負担がかかると思います。
Ｑ．登りなら、動き的に大丈夫だとか？
吉村　登りの方が、力がなかったら走れないと思います。
Ｑ．間に合うかどうか、焦りはありましたか。
吉村　色んな人が、これまでの蓄積が出たんだと言ってくれました。幸い、自分にはまだ１年残っていますし、あまり気にしないで“いい経験ができた”と、考えました。確かに、駅伝に出たいという気持ちは強かったですけど、間に合わなかったらそれもいい経験にして、来年に結びつけたいと思います。
Ｑ．来年は、インカレでも活躍したいと？
吉村　やっぱり、４年生なので、どこの大学の選手にも負けたくありません。学生トップになりたいのはもちろん、実業団の選手とも戦えるようになりたいです。記録的には、（１万ｍで）27分台を学生のうちに出しておきたい気持ちがあります。
Ｑ．秋や冬の記録会ではなくて？
吉村　春先から、いい記録を連発させたいですね。

大後監督の吉村に関するコメント
「出場させるかさせないか、微妙なところです。これから１日毎に、希望が大きくなっていきますが、前回の徳本（一善・法大）の例もあります。いい選手なので、チームのことよりも個を大事にしたい選手。わがまま言ってこいよ、と言い聞かせている選手なんです。
　彼の故障で、“誰がチームを引っ張っていくのか”という意識が周りに出てきたと思います。３年生が自立できてきたし、２年生も依存心がなくなって、成長したと思います。良くも悪くも、エースの影響が出たということです」


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