2002/11/2 全日本大学駅伝
区間エントリー発表
山梨学大、神奈川大、駒大
出雲の上位3校は故障でベストメンバーが組めず
混戦模様だが山梨学大、駒大が優勢か

 11月4日の全日本大学駅伝の区間エントリーが3日、監督・マネジャー会議の後に発表された。

主要校のメンバー一覧
1区 2区 3区 4区 5区 6区 7区 8区
駒大 内田 島村 太田 田中 佐藤 塩川 北浦 松下
山梨学大 高見沢 カリウキ 森本 橋ノ口 松田 清家 川嶋 モカンバ
神奈川大 竜田 下里 清水 藤本 坂本 三村 内野 原田
中大 岡本 藤原 池上 高橋 中村 原田 池永 池田
早大 森村 空山 篠浦 五十嵐 杉山 中尾 後藤
日大 岩井 清水将 蔭谷 清水智 藤井 山本 勝亦 中谷
法大 黒田 長嶺 岡田 有原 坂野 早川 佐藤 土井
東洋大 三行 久保田 田辺 永富 信清 岩田 渡辺 北岡
大東大 村井 村田 佐々木 田子 古川 田上 野宮 山脇
順大 中川 長山 和田 難波 伊牟田 村上 春田 三原
東海大 河野 丸山 永島 影山 生井 越川 根立 中井
帝京大 中尾勇 斉藤 中尾誠 戸村 光本 井上 東山 小鹿
第一工大 エレマブショル 生野 ワドゥリーリィー バイ 中山 河合 吉井
京産大 天野 中川 上間 三宅 岡島 森田 村刺 高野
鹿屋体大 石塚 小山 北村 安達 大山 後藤 徳重

 出雲全日本大学選抜駅伝の上位3校、山梨学大・神奈川大・駒大が今回も優勝候補に挙げられているが、いずれも主力選手に故障者が出て、ベストメンバーが組めなかった。
 山梨学大は出雲4区区間賞の岩永暁如、神奈川大はエースの吉村尚悟、駒大は日本インカレ1万m優勝の松村拓希を外さざるを得なかった。今季の学生駅伝は、昨年までの駒大・順大2強時代と比べて、混戦と言われている。今大会が終わってある程度、各校の力が見えてくるはずだが、現時点では戦国駅伝の様相。上位3校の有力選手欠場で、それに拍車がかかった。一番、痛かったのが神奈川大か。今年の神奈川大は、吉村がいなくなるとさすがに苦しい。
 駒大・大八木弘明助監督は、レース展望を問う記者団に「わからない」を連発。
「8区に渡った時点で1分20秒はリードしていないと危ないでしょう。4区の田中でリードできるかどうか。山梨は(2区の)カリウキの出来次第かな。今回はウチや山梨よりも、他が面白いと思いますよ。どこか、乗ったところがあったら行くんじゃないかな。東洋は1・2・4区と前半に並べてきたし、中大も乗ったら前半で行っちゃうかもしれない。法大は中盤が問題だけど、前半はいいし最後に土井がいる」
 日大や早大も、メンバーを見る限り、なかなかのもの。ただし、最近の試合で調子が上がっていない選手がいるのがどうか。
 駒大と山梨学大も痛いのに変わりはないが、戦える陣容が崩れたわけではない。どこも、1・2区と4区に有力選手を配置して、前半で出遅れない布陣を敷かざるを得ない。そうしながらも、最長区間のアンカーにドカンと行けるエースを配置できているのが駒大と山梨学大(法大もそうだが中盤が…)。なんだかんだいって、この2チームが優勢だと思われる。

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