2003/1/2 箱根駅伝往路
山梨学大が往路優勝
上田監督コメント
「背中のライバルが脅威なのは確かですが、それをわざわざ意識する必要はない」

前半に主力4選手を並べたオーダーについて
「スタミナもあって、スピードもあって、総合力のあるチームに挑戦する場合の、セオリーだと思います。自分たちは真っ向から行くんだ、と意識して行かないと、牙城は崩せないでしょう。(29日の段階で公にしたのは)登り下りのリザーブ、復路の絡みを考えた結果です。(相手にプレッシャーを与える意図は)なかったですね。きっちり、これで行こう(とチームに言い聞かせる意味)ということだけです」

1区・橋ノ口について
「足底に違和感を持ちつつも、最終調整では走れていました」

2区・モカンバについて
「筋肉疲労が抜けていないみたいだったので、落ち着いて入るように指示は出していたんですが、オーバーペースで入ってしまいました。中継直後にテレビカメラにぶつかってしまい、タスキ(の輪の部分)が絞って広げられない状態になってしまったんです。それで首に掛けて走るしかなかった。タスキを渡すときに外れてしまって、高見澤が*kmくらいかけて、入れ直しました」

3区・高見澤について
「(1・2区で少し後れたが)次の3区に高見澤がいました。気持ちの整理をつけるのが上手い選手なんです。(区間7位ですが)ある意味、上手く走ったと思います。彼がガツンと入って、後半動かなくなったら、もっとひどくなっていました。ボーダーラインの走りはできたと思います。それがあったので、森本の走りがあった」

復路の走りについて
「背中のライバルが脅威なのは確かですが、それをわざわざ意識する必要はないわけで、前に向かっていく気持ちで走りたい。もしも肩を接することになったら、それはライバルの力があっただけのこと。そのときは、どこまで粘れるか、だけです。そうならないことを願ってはいますが、(追いつかれることも)心の準備だけはしておいて、きっちりゴールを目指します。
(岩永が調子を落としているとも聞くが?)この10日間で3回、ポイントをやってすべて順調でした。
 少なからず前に出ることには成功しました。1秒1秒を大切に走れば、タスキはつながるでしょう」


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