2003/1/2 箱根駅伝往路
2連覇の駒大・大八木助監督との一問一答
「6・7区で若干は詰めて8・9・10区で勝負と考えていました」

※記者会見の後半部分
Q.7区と8区の変更は、29日の区間エントリーの段階ですでに考えていたのか。また、7区と8区の配置の順については、どうでしょう?
大八木 練習の流れの中で、最後のポイント練習を見て決めようと思っていました。7区は藤山と糟谷のどちらか、体調のいい方を起用しようと思っていましたた。太田は初めは7区をと考えていましたが、最後にきつい上りのある8区を力のある太田の方にしようと。12月頭に16名を決めるときから、その構想はありました。
Q.最後のポイント練習は、何月何日に、どんな練習でしたか。
大八木 それは、ちょっと…。最後は29日です。その辺でポイントをやって、区間は決めました。
Q.7区が終わった時点で、レース前のプランと違いがあったでしょうか。
大八木 復路重視と言っていましたが、6・7区に若干の不安はありました。6区の吉田は本調子ではなかったし、7区の1年生は未知数でした。でも、駒大の上のグループで自分の力を信じてトレーニングしている。自分を信じて走ってくれたのが、今の力です。8・9・10区は練習がしっかりできていましたから、やれるかな、と思っていました。島村が(体調不良を)言えなかったのは、責任感からのことでしょう。
Q.7区終了時点で2分差でしたが、予想の範囲内でしたか。
大八木 予想から少し外れていました。6・7区で若干は詰めて8・9・10区で勝負と考えていましたが、吉田がちょっと離されてしまい、糟谷もそうでした。太田で希望が出てきましたね。8・9・10区でやってくれると思っていましたから、6・7区はイーブンでもいいかなとは思っていましたが、欲を言えば詰めて欲しかったですね。
Q.9区の14.5kmでは、島村君にどんな指示を?
大八木 前が見えていましたから、あそこからペースアップして行け、と。あとは、離せるだけ離せ、という指示をしました。
Q.下級生は連覇を意識していると思いますが、来年以降に向けてどう考えていますか。
大八木 下級生が先輩たちの築いてきたものを、受け継いでいくことですね。練習をやって結果を出すという。今回、4年生は2人でしたが、大事な2区と9区を走りました。上級生がそういった区間を受け持てると、まとまりがよくなります。


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