2001/2/17
東京国際マラソン観戦用スプリットタイム表
青梅で高橋尚子が会見

千葉国際クロカン、佐藤清治は欠場
好タイムの必至の熊日30km


 明日は東京国際マラソン熊日30km千葉国際クロスカントリー、そして青梅マラソンと注目レースが目白押しだ。
 東京マラソンは外国勢がハイペースを望んでいる(昨日の記者会見記事参照)こと、前半に下り坂があることから、5km15分を切るようなペースで、ラビットが先導する可能性がある。そこで観戦用に、過去のハイペースのレースの通過タイム表を作った。20kmの通過が1時間を切ったレースと、その他主なレースをピックアップした。

選手名 5km 10km 15km 20km 中間点 25km 30km 35km 40km 42.195km 記録 大会
宗  茂 14.51. 29.47. 44.36. 59.29. 1.02.45. 1.14.19. 1.29.30. 1.45.11. 2.01.15. 2.09.06. 2.09.06. 別大 1978
宗  茂 14.51. 14.56. 14.49. 14.53. 14.50. 15.11. 15.41. 16.04. 7.51. 2.09.06. 別大 1978
新宅雅也 14.56. 29.48. 44.33. 59.42. 1.03.04. 1.14.54. 1.30.10. 1.46.20. 2.02.28. 2.09.51. 2.09.51. 福岡 1985
新宅雅也 14.56. 14.58. 14.45. 15.09. 15.12. 15.16. 16.10. 16.08. 7.23. 2.09.51. 福岡 1985
中山竹通 14.35. 29.05. 43.40. 58.37. 1.01.55. 1.13.48. 1.29.02. 1.44.25. 2.00.45. 2.08.18. 2.08.18. 福岡 1987
中山竹通 14.35. 14.30. 14.35. 14.57. 15.11. 15.14. 15.23. 16.20. 7.33. 2.08.18. 福岡 1987
小島宗幸 14.58. 29.33. 44.30. 59.50. 1.03.08. 1.14.59. 1.30.31. 1.46.03. 2.01.52. 2.08.43. 2.08.43. びわ湖 1998
小島宗幸 14.58. 14.35. 14.57. 15.20. 15.09. 15.32. 15.32. 15.49. 6.51. 2.08.43. びわ湖 1998
高橋健一 14.38. 29.14. 43.49. 58.30. 1.01.46. 1.13.33. 1.29.39. 東京 1999
高橋健一 14.38. 14.36. 14.35. 14.41. 15.03. 16.06. 東京 1999
三木 弘 14.38. 29.39. 44.56. 1.00.00. 1.03.21. 1.15.03. 1.30.04. 1.45.26. 2.01.19. 2.08.05. 2.08.05. 東京 1999
三木 弘 14.38. 15.01. 15.17. 15.04. 15.03. 15.01. 15.22. 15.53. 6.46. 2.08.05. 東京 1999
瀬古利彦 15.58. 30.42. 45.28. 1.00.15. 1.03.32. 1.14.59. 1.29.56. 1.45.39. 2.01.57. 2.08.38. 2.08.38. 東京 1983
瀬古利彦 15.58. 14.44. 14.46. 14.47. 14.44. 14.57. 15.43. 16.18. 6.41. 2.08.38. 東京 1983
中山竹通 15.11. 30.14. 45.26. 1.00.43. 1.04.02. 1.15.52. 1.31.08. 1.46.19. 2.01.24. 2.08.15. 2.08.15. W杯 1985
中山竹通 15.11. 15.03. 15.12. 15.17. 15.09. 15.16. 15.11. 15.05. 6.51. 2.08.15. W杯 1985
藤田敦史 14.54. 29.58. 45.05. 1.00.06. 1.03.28. 1.15.24. 1.30.37. 1.45.44. 2.00.28. 2.06.51. 2.06.51. 福岡 2000
藤田敦史 14.54. 15.04. 15.07. 15.01. 15.18. 15.13. 15.07. 14.44. 6.23 2.06.51. 福岡 2000

 青梅では開会式後に高橋尚子(積水化学)選手が記者会見。2月4日の香川・丸亀ハーフマラソンで公式レースに復帰。翌日から鹿児島・徳之島入り、本格的な走り込みを行って復帰2戦目。「万全ではないが、一緒に走る多くのランナーのエネルギーをもらって全力で走りたい。丸亀の時より、一歩上に上がったかどうかを試したい」と話した。
 また1時間50分という目標タイムを設定している小出監督は「もし、今の状態で大会記録(1時間44分25秒)に近づく記録が出れば、金メダルに匹敵する価値のあるレースになる。何でも全力でやる子だから、頑張るんじゃないか」と、コメント。

 千葉国際クロスカントリーの方では、一般男子4000mに出場予定だった佐藤清治(順大)を含め日本人招待選手7人が体調不良などの理由で欠場すると発表された。

 熊日では高岡寿成(カネボウ)が、伊藤国光監督の持つ1時間29分12秒の30km歴代2位は「抜きたい」と意欲を見せている。
 坪田智夫(コニカ)は元旦の全日本実業団駅伝からチーム合宿、全国都道府県対抗駅伝などで走り込んだ疲れが抜け切れていないというが、1時間30分を目標にしているという。
 地元出身の谷川嘉朗(帝京大・熊本市商高卒)と松下龍治(駒大・鎮西高卒)には、西田隆維(エスビー食品)の持つ1時間30分09秒が目標となる。とすると、昨年の箱根駅伝2区区間賞の坪田としては学生陣に負けるわけにもいかず、1時間30分を切るようなタイムも要求されてくる。
 学生陣にいきなり学生記録はちょっと厳しいかもしれないが、来年、あるいは再来年に現実的な目標とするためにも、近づいておきたいところ。特に松下は意気込んでいると思われる。過去3年間、藤田敦史(富士通)、西田隆維(エスビー食品)、大西雄三(日清食品)と駒大の先輩が学生トップでフィニッシュしているのだ。