2002/6/25
ミステリアス“48”の衝撃
Mysterious forty-eight


 違和感はずっとありました。渋井陽子選手が30分48秒89の女子1万m日本新を出した1カ月前から、どこか“引っかかる”感触がしていたのです。この数字は、どこかで見たことがある――俗に言うデジャヴ(dejavu既視感)というやつです。
 そして、その正体に突如気づきました。“48”という数字がその原因でした。偶然の一言では片づけられないほど、陸上競技のある種目での記録更新には“48”という数字が登場します。自信はあったのですが、夢中で、記録集計号のページをめくりました。寺田の立てた仮説(気づいてしまった恐るべき法則)に当てはまる例が、次から次へと見つかりました。間違いないでしょう。こんな偶然が重なることはありません。とすると、この超自然的な法則をどう説明したらいいのでしょう。
 あれこれ考えているとさらに、あることに気づきました。それは“48”という数字の持つ特殊性です……。
 ここに紹介する数字のミステリーを読んだら最後、あなたは数字の魔力に取り憑かれてしまうかもしれません。あるいは、自然界に存在する人知を超えた力に恐怖を覚え、己の無力に絶望してしまうかも。読んで後悔する前に、ここで引き返すことをお勧めします。
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