印象に残ったコメント集I 4日目(8月6日)
男子3000mSC予選後の岩水嘉孝
『ラスト1000mが3分かかったのは初めて。世界の壁は厚かった』


3000mSC予選1組  先頭    岩水
    1000m  2分48秒29
    2000m  5分43秒28
    3000m  8分21秒95 8分45秒25=10位


Q.初めての世界選手権はどうでした?
岩水 結果は悪かったけど、こういった大きな大会はいい経験になったと思う。
Q.作戦はどんなものでした?
岩水 前半は混戦を予想していました。ペースはどうなるか予想できませんでしたが、前の方につけて走ろうと思っていました。しかし、混戦すぎて位置取りが思うようにいかず、中に入れませんでした。
Q.2000mから一気にペースが上がって引き離されましたが?
岩水 余力があればつけたんですが、いっぱいになっていました。
Q.調整はうまくいった?
岩水 いつも通りでしたが、疲れが…。走り込み不足だったかもしれません。
Q.2000mの通過は5分43秒と国内のレースと同じような通過ですが、なんで疲れてしまったと考えますか。
岩水 レースの中で位置取りが上手くいかず、自分で上げ下げをしちゃっていたところがあった。
Q.ラスト1000mが3分かかったことは?
岩水 (ラスト1000mが)3分を越えた試合は一度もありません。ラストだけはいつも、上げることができていたんです。自分では納得できません。ラストだけは上げろといつも言われていて、その最後が走れなかったなんて。世界の壁は厚かったです。
Q.今後の国際大会は?
岩水 ユニバーシアードがすぐにあります。ユニバーはメダルを狙えると思うので、こういった経験を生かしたいと思います。今回、チャンスをもらって走ったわけですから、またチャンスをもらえれば走ってみたいと思います。混戦の中で位置取りをどうしたらいいかとか、また、走力がないと前に位置できないこともわかりました。
Q.今後も3000mSCで?
岩水 今の日本で、自分の力が世界に近いのは3000mSCだと思います。でも、専門的にやるのではなく、5000mとか1万mとか長い距離をやって、その中で3000mSCの力をつけていこうと思います。