2010/3/29 アスリート ネットワークが発足
設立記者会見から柳本理事長、朝原副理事長のコメントを抜粋
「アスリートの動きを目の前で見せることで、目を輝かす子供が多くいます。それが子供の才能が花開くスイッチの1つになる」

Q.子供たちに伝えていきたいことは?
朝原さん 今日も教室で実際に子供たちを指導してきました。子供たちはテレビでスポーツを見たり、新聞などで記事を読んだりしてスポーツに接しているわけですが、実際にアスリートが目の前で体を動かしているのを見せることで、目を輝かす子供が多くいます。子供たちにとってビックリするようなことなのでしょう。それが子供の才能が花開くスイッチの1つになる。教室だけでなくネットワークを広げることで、さまざまな活動ができることになる。地道に続けていきたいと思います。

Q.ネットワークになることによる違いや意義は?
朝原さん 多競技のアスリートが集まって活動することで、1人1人の力を何倍にもでき、強い発信力を持つことができます。競技をやってきた仲間ということで、安心して集まることもでき(それがパワーにもなり)ます。ネットワークならスポーツ以外の分野とも連携しやすくなりますから、アスリートも色々なことを学んでいけます。

Q.セカンドキャリア支援については?
朝原さん セカンドキャリアは深刻な問題です。競技だけをやっていて、引退後に路頭に迷うということもあります。選手自身も認識を変えないといけない部分がある。かといって現役中に何かをやるのは難しいのが現状です。アスリート ネットワークを活用して現役中から社会とのつながりを持てるようにしたり、何か情報を発信していくことができるようにしたいと思っています。
柳本さん 我々はトップアスリートとしてやらせていただいてきましたが、今、朝原副理事長が言ったように、トップを維持するためには1つのことを継続してやらないといけません。他のことに時間を割いてやるわけにはなかなかいきません。2階に上がってみたら降りる梯子がなかった、ということになったりする。それを解決するために、何かアカデミーのようなことを行うのもいいのではないかと考えています。アスリートの得意分野を生かし、その特性を生かせるような場をつくって、社会にソフトランディングできる方法を模索していきたい。

Q.具体的にどういう形で子供たちにアプローチしていくのか。
柳本さん 自治体とタイアップさせてもらってやっていくことを考えています。基点を作ってできるだけ継続していきたい。
朝原さん 既存のイベントのお手伝いもしていきますが、我々は自主的に集まったアスリートの集団です。こちらから提案をしていくことも考えています。


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