2009/12/15 日本陸連アスレティック・アワード2009
アスリート・オブ・ザ・イヤーは村上
「泥臭い練習を、競技人生の最後までやり抜くことが大事」
村上の受賞挨拶
「ビックリする1年でした」
「僕にとってビックリする1年でした。予想をはるかに超える結果を残すことができました。世界選手権で銅メダルを取ることができましたが、目標は8位入賞でした。(普通では)経験できないようなことを経験させてもらった。その評価で今日のアワードで偉大な賞をいただくことができました。この賞を真摯に受け止め、励みとして、来年、再来年、そして12年のロンドン五輪へと、今年以上の結果を残せるように全力でやっていきたい」
受賞後の一問一答(カコミ会見)
「今日の賞を今以上に輝かせられるよう、この冬も頑張らないと」
Q.あらためて感想を。
村上幸史 一番評価の高い賞をいただけて、非常に嬉しいと同時に、また頑張らないといけないと感じています。僕以上に努力している選手はたくさんいます。そのなかでもらったということは、今日の賞を今以上に輝かせられるよう、この冬も頑張らないといけません。
Q.この1年で急に注目される存在になって、それがプレッシャーとなることは?
村上 プレッシャーは特にありません。期待してもらっているわけですから、その期待に100%応えたいと思っています。
Q.(質問不詳。ロンドン五輪絡み)
村上 メダルへの期待はどうしてもついてきます。また、メダルを取れるんじゃないかという。そのためには、もっと大きな選手になっていかないと。ただ、ロンドンを見据えて来年のアジア大会、再来年の世界選手権、そして12年のロンドン五輪と、良いリズムをつくって3年目を迎えられそうです。1年1年、結果を出していけばいい。
「来年は海外のトップ選手のイメージづくりやコンディションづくりを学びたい」
Q.最近の練習はどんな状態ですか。
村上 銅メダルを取ったことで、やりたいことが増えました。練習内容でも、環境的なことでも、新しい挑戦ができるのではないかと。良い意味で欲が出てきました。まだ本格的なトレーニングには入っていませんが、やりたいことは考えています。
Q.何か具体的に言えるものがありますか。
村上 体力面でいうと特別にこれをやったと披露できる内容はありませんが、泥臭い練習をずっとやってきたとは言えると思います。これからも泥臭い練習を、競技人生の最後までやり抜くことが大事だと思っています。環境的には海外への挑戦を考えています。大会を見つけて、そこで味わったことのない衝撃、刺激をもらいたい。世界のトップが集まる試合で結果を残さないといけないと思っています。
Q.いつ頃に、何大会くらいを考えていますか。
村上 日本選手権が6月初めなので、それが終わって11月末のアジア大会までの間に、色んな意味で勉強したい。遠征して、そこからまた別の場所に遠征したり。競技だけでなく生活面も。
Q.今のやり方でもメダルが取れたのですが、海外のトップ選手との対戦ではさらに、どんな部分を求めるのですか。
村上 結果的には競技力の向上になるのですが、一緒の大会に出ることで海外のトップ選手がどんなイメージづくりをして、どんなコンディションづくりをしているか、その辺をまず肌で感じたい。トルキルドセンはベルリン世界選手権の2週間後に90mを投げています。連戦でもしっかりとやっていく調整法が何かある。他の選手を見て、今日のコンディションではどんなやりが飛ぶのかも学んでいきたい。風とか、選手の投げ方とかですね。コンディションと自分の感覚で、何か(方法が)あると思うんです。
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