2002/2/22 
渋井がヨーロッパ・チャレンジで1万m日本新に挑戦の見込み
福士のトラック第一戦は兵庫か?

 横浜国際女子駅伝記者会見場に現れた三井住友海上の鈴木秀夫監督が、4月6日、イタリアのカマイオーレで行われるヨーロッパチャレンジ1万mに渋井陽子が出場する計画があることを明かした。
 同大会はアフリカ勢に押されがちのヨーロッパ勢の、1万mのレベルアップ(記録向上)を意図して始められた大会。近年、男子ではロンセロ(スペイン)らが27分10秒台、女子ではラドクリフ(英)が昨年30分55秒80をマークしている。
「今季は1万mで31分09秒を切るのが最低の目標」と、鈴木監督。
 出場は最終決定ではなく、記録を狙えるメンバー揃えば、ということらしい。3月6日から直前まで再度、昆明で高地練習を積む。シーズン早々にも、イタリア日本新の声が聞かれるかもしれない。

 もう1人の日本新候補、福士加代はどうか。3月には福岡国際クロスカントリー、選ばれれば世界クロカンにも出場予定。ワコールの永山監督は、注目されるトラック第一戦は「兵庫リレーカーニバル。その前の熊本をどうするか」とコメント。渋井陣営とは対照的に、「日本新を狙う」とは、福士自身も永山監督も、ひと言も口にしなかった。

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