2001/6/11
世界選手権代表発表記者会見から抜粋
沢木強化委員長 (短距離の)藤本はA標準を突破していますし、選考会の兵庫で優勝、静岡で3位に入っています。そして、リレーでの特性を考慮した上での選出です。400 mの山村までは、A標準を突破していますので単独種目でも出場します。
岡本(治子)は1万mでA標準を突破しています。(5000mでもB標準を突破して日本選手権に優勝しているが)5000mではなくて、1万mでと考えています。
Q.今後、追加する可能性はありますか?
沢木 (女子100 mHでA標準を突破していながら日本選手権を欠場した)金沢さんをどうするかという意味かと思います。これまでの例では、南部記念(7月8日)まで待つというケースもありましたが、今回はケガの状況が見えないということで、全選考委員が全員一致で選出を見送りました。
Q.本番での目標は?
沢木 今はまだ、大勢のメンバーを出そうという段階です。どこまで戦えるかはまだ、吟味していません。大苦戦は覚悟しています。
桜井専務理事 期待は、短距離では4×100 mRと4×400 mRの入賞です。投てきの室伏君にも大きな期待をしています。400 mHも3人エントリーしています。女子走幅跳も、昨日の成績が本大会に結びつけばと、期待しています。
Q.メダルを期待する種目は?
沢木 室伏も期待はしたいが、(ヨーロッパの)シーズンがもうちょっと進んでみないと、なんとも言えません。
桜井 陸連としては、男女マラソンとハンマー投ですね。
Q.藤本選手が200 mに出場する可能性は?
沢木 200 mにもエントリーはできます。
Q.高岡選手が5000mに出場する可能性は?
沢木 両方にエントリーする予定ですが、日程上、両方は無理です。岡本(治子)選手も、5000mでは歯が立たないので、1万mに絞ります。
Q.女子の長距離はこれまで、5000mにもフルエントリーしてきましたが、今回エントリーしないのは?
沢木 5000mと1万mは、以前より(相対的に力が)落ちてきている、という認識です。1万mはそのなかでも、A標準を多くの選手が破っています。
今回、男女の混成と中距離で代表を選ぶことができませんでした。ウイークポイントとして今後、強化にあたりたい。来年のアジア大会には、さらにパワーアップして出られるようにしたい。