2002/2/10 東京国際マラソン
レース後記者会見 間野敏男
『日本人トップというのは信じられません。練習で走った距離は福岡の前より200kmは少なかったと思います』
Q.今日の結果について。
間野 日本人トップというのは信じられません。福岡国際マラソンから2カ月しか間隔がなくて、練習も、北陸は雪の中ですから思うようにできず、今回は付けるところまで付くことが目標でした。最後は意識がなくなるくらいの状態で、やっとゴールした感じです。会社や地域の応援してくださる方、沿道の皆さんの応援のおかげでゴールすることができました。
Q.短い期間で、疲れはどうだったのですか。
間野 疲れは1カ月でとれたのですが、練習が思うようにいきませんでした。
Q.雪が降ったら練習はどうなるのですか。
間野 今日、練習ができるのか、明日、練習ができるのか、という状態になります。
Q.1カ月、どのくらいの練習距離に?
間野 600kmから700kmだと思います。
Q.福岡の前は?
間野 900kmはやっていたと思います。200kmは少ないでしょう。
Q.そういった状況でも、東京に挑戦しようと考えたのは?
間野 自分の場合(レースは)マラソンだけなので、もう1本どこかで走りたいと思っていました。東京のコースが好きというか、雰囲気が好きなので、どうしても(東京を)走りたいと思ったのです。
Q.現在、仕事と練習時間は、どういう形でやっているのでしょう?
間野 マラソンが近づくと練習時間をとらせてもらえますが、普段は9時から10時に出勤して、14時まで仕事をし、その後トレーニングをして、夜にまた18時から21〜22時まで仕事をします。
Q.いつからそういう形に。
間野 今の会社に入った当初は、マラソンをやるという条件とかなくて、2年間は普通の社員として働きました。3年目になって、社長が興味を持ってくれ、(自分が)できるだけ挑戦できるようチャンスをもらうことができました。