2001/4/7
東京六大学速報
早大、16年ぶりの総合優勝
対校順位(総合、トラック、フィールド)
トラック・リザルツ(3位+α)※「+α」の基準はなんとなく
リレー・リザルツ(全チーム)
フィールド・リザルツ(3位+α)※「+α」の基準はなんとなく
オープン・リザルツ(一部目についた選手)
目に付いたのは内藤、増原、小野寺
オリンピック選手たちのシーズンインは?
例年同様、東京・駒沢陸上競技場で行われた東京六大学。
短距離種目はホームストレートが向かい風だったこともあるが、なんとなく記録が出にくい雰囲気があった。気温は暖かかったが、なんとなくもわーっとして、記録が出にくい日があるが、今日がそれだった。
しかし、トラック最優秀選手にも選ばれた内藤真人(法大3年)の14秒20は、向かい風2.6mのなかで出たもので、かなり評価できる。すでに昨年、13秒86まで記録を伸ばしているが、今季は13秒76の学生記録まで記録を伸ばす可能性すら感じさせた。
大会新は2種目。もう1人は800 mの増原琢磨(早大・4年)で、400 mを54秒7と、自らペースを作って出した記録だ。昨年学生種目別選手権で4位の実績を持つが、日本記録保持者の小野友誠の大会記録を破っただけに、価値は高い。
記録は悪かったが、100 mに優勝した小野寺道伸(慶大2年)にも、注目したい。2年前、一関一高3年時に、地元の北上インターハイを迎えた。100 mという花形種目の地元選手として注目され、100分の1秒差で3位は逃したが、4位に入賞した。そのとき優勝したのが1学年下の北村和也(早大1年)であり、2位が穴井伸也(早大2年)。今日のレースでは北村2位、穴井4位と後塵を浴びせている。
北村は、「高2新人戦以来」という4×400 mRに出場したが、アンカーでトップでバトンを受けたが3位に落ちてしまった(こちらに4×400 mR法大のラップタイム)。学生第一戦は、気合いを入れ直す意味ではよかったかもしれない。1年生で注目されたのは北村の他、400 mの国体チャンピオンの伊藤友広は3位。早大の杉山一介は、1500mに優勝。藤枝明誠高の先輩の佐野俊介(明大2年)は4位。
フィールド最優秀選手の鈴木隆彦(慶大4年)は三段跳優勝、走幅跳2位。
オリンピック代表では、川畑伸吾(法大OB)が100 mのオープンで10秒9台。向かい風0.1mとそれほど風が強かったわけではない。
「世界室内のあとふくらはぎを痛め、2週間、何もできませんでした。なんとか日本選手権に出て、世界選手権に合わせたい」。春のレースですぐに昨年のような活躍を期待するのは、ちょっと厳しいかもしれない。
為末大はオープン400 mにエントリーしていたが欠場。
小島茂之(早大4年)は4×100 mRのアンカーのみの出場。昨年の日本インカレでの激走には、まだ及ばないが、悪くはなかった。
最終学年を迎えて注目された中川博文(早大)は、4×100 mRのみの出場だった。
4×400 mR法大のラップ
49.7
46.7
49.1
46.9