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森長、いつでも出そうな日本新(=A標準)
追う渡辺、寺野の日大後輩たち


 森長正樹がA標準(8m20)こそ破っていないが、静岡で8m18(追い風2.3mで参考記録)、大阪グランプリは8m05(±0)で優勝。最後に中国選手に逆転された(2位)が、東アジア大会も8m02(−0.6)と、極めて安定した跳躍を続けている。森長自身が92年に出した8m25の日本記録更新は、いつなされても不思議ではない。
 ということで、静岡で8m10(+1.6)と自己記録に2cmと迫った渡辺大輔だが、世界選手権に行くのにB標準(8m00)で十分、とは考えられないだろう。狙いはA標準のはずだ。
 2人の日大OBの力が一枚上という雰囲気の走幅跳界だが、日大現役学生の寺野伸一も、今季7m97(+1.9)と、大台に迫っている。富士通のユニフォームを着始めた稲富一成、関東インカレで寺野を破った渡辺容史が、打倒・日大OBコンビの候補。
 もう1人の現役8mジャンパー、田川茂は、昨年に続いて不調。