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村上のB標準突破が焦点
実業団選手の頑張りも期待


 植徹、田村美喜雄といった実業団選手が、学生時代の自己記録を更新できていない状態で、学生の村上幸史の独走状態を許している。投てき種目は、競り合う同レベルの選手がいた方が記録が伸びるのか、逆に優勝は保証されている状態の方が記録が伸びるのか、意見は分かれるところだろうが、長期的に見たら競り合う状況の方がいいに決まっている。
 だが、今回に関しては、村上がB標準の80m50を突破できるかどうかが焦点だ。
 村上に迫るのは、関東インカレ同様、宇土田実也かもしれない。そして、今季リスト2位の73m36を投げている中村康夫か。それにしても、植、田村の富士通コンビには、頑張ってもらいたい。なんといっても、一般種目選手の憧れ、富士通ユニフォームを着た選手なのだから。