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若手はまだ役不足
丸小野・安井の争いか?


 ここ数年、この種目を引っ張ってきた丸小野仁之と安井亨が、今シーズン限りで一線を退く可能性が高いと言われている。2人にとっては最後の日本選手権かもしれないのだ。
 だが、2人を追うべき米島健志(昨年7414点=日本歴代10位)は今季、試合に出ていない。関東インカレで7302点の自己新をマークした平田卓朗が打倒・丸小野&安井の1番手ということになるが、まだ、役不足というのが正直なところ。そうなると、今回も、丸小野・安井の争いか。
 東アジア大会では丸小野が7416点で3位、安井が7340点で4位で、日本リスト1、2位にランクされた。
 東アジア大会競技直後の会見で丸小野は、「自分にもまだまだ課題があることがわかった。アジア大会を狙いたい。日本選手権の結果で(今後どうするかを)決めたい」とコメント。若手がなかなか伸びていない現状では、ベテランにもう一踏ん張りしてほしいところだ。