室伏広治の2001年全投てき
後半で記録アップの顕著な傾向
大会名 |
順位 |
記録 |
年月日 |
場所 |
1投目 |
2投目 |
3投目 |
4投目 |
5投目 |
6投目 |
梅村学園記録会 |
1 |
82.23 |
2001/4/1 |
中京大 |
82.21 |
81.85 |
80.93 |
P |
80.30 |
82.23 |
土曜記録会 |
1 |
82.60 |
2001/4/7 |
中京大 |
79.98 |
81.75 |
81.50 |
81.77 |
82.60 |
81.58 |
織田記念 |
1 |
81.35 |
2001/4/29 |
広島広域 |
81.35 |
F |
79.32 |
P |
P |
80.17 |
静岡国際 |
1 |
79.00 |
2001/5/3 |
草薙 |
77.52 |
78.25 |
78.48 |
F |
78.68 |
79.00 |
大阪国際GP |
1 |
82.59 |
2001/5/12 |
長居 |
F |
78.85 |
82.03 |
81.49 |
82.59 |
82.28 |
東アジア大会 |
1 |
79.68 |
2001/5/25 |
長居 |
76.77 |
79.48 |
79.55 |
78.90 |
P |
79.68 |
日本選手権決勝 |
1 |
78.83 |
2001/6/10 |
国立競技場 |
78.58 |
78.83 |
78.72 |
78.16 |
77.97 |
F |
ゴールデンガラ |
1 |
79.50 |
2001/6/29 |
ローマ |
F |
77.88 |
79.50 |
F |
打ち切り |
打ち切り |
土曜記録会 |
1 |
83.47 |
2001/7/14 |
中京大 |
79.86 |
82.16 |
82.26 |
83.32 |
P |
83.47 |
世界選手権決勝 |
2 |
82.92 |
2001/8/5 |
エドモントン |
79.91 |
82.46 |
81.95 |
81.43 |
82.92 |
82.61 |
グッドウイルゲーム |
1 |
82.94 |
2001/9/7 |
ブリスベーン |
F |
79.17 |
80.13 |
80.91 |
82.94 |
81.67 |
スーパー陸上2001 |
1 |
82.08 |
2001/9/15 |
横浜国際 |
78.23 |
79.43 |
81.79 |
81.07 |
80.10 |
82.08 |
はその試合の最高記録。
はその試合の3回目までの最高記録で、後半にそれを上回る記録が出たケース。
こうして年間を概観してみると、後半の5、6回目にその日の最高記録を出しているケースがほとんどである。選手は毎試技、記録を伸ばそうと全力を傾注しているのだから当然とも言えるが、実際はそううまく記録は伸びてくれない。
室伏の場合、昨シーズンも後半に記録を伸ばしていることもそこそこあるが、初めて80m台、81m台を記録したときは、前半で大台突破を果たすと、後半は記録を伸ばせなかった。「試合の中で技術を変えられるようになった」と、5月の静岡国際の際に室伏は言っていたが、その成果が現れていると言っていいのではないだろうか。
だからといって、必ず後半で逆転勝ちを収めているわけではない。勝ち負けは相手次第なのである(当たり前だ)。相手が弱ければ、どんな記録でも前半でトップに立てるし、エドモントン世界選手権のように、82m台を前半で出しても、相手がジョルコフスキー(ポーランド)クラスだと、後半で逆転されることもある。また、スーパー陸上のように、今年の特徴が6投目の逆転に結びつくこともある。