2001国際千葉駅伝
区間エントリー決定!!
女子1区にヌデレバ、福士、千葉。渋井は4区
男子は4区に藤田、アンカーは油谷


 国際千葉駅伝の区間エントリーが、21日の監督会議後に発表された(表参照)。注目の女子マラソン世界最高記録保持者のヌデレバ(ケニア)は1区で、日本の福士加代子(ワコール)、千葉真子(佐倉AC)と対決する。

「どの人がヌデレバか、顔もよく知らないんです。記録は特に考えていなくて、とにかく集団の中にいて、いい流れをつくって2区に渡したいと思います。スローでもとにかくついて行って、仕掛けられたら仕掛けたいと思います。(ナショナルチームの1区は)けっこう緊張しますね。10連覇もかかっていますし」
 福士はこう言いながらも、表情はいつものように笑顔が絶えない。「絶好調・福士の国際舞台を意識したレース選択戦略」で紹介したように、昨年、今年と国際経験を積んできているせいか「外人さんと触れ合うのは楽しいです。わけがわかんないのに挨拶したり。英語も少しはわかってきたし、この人見たことあるロシアの人、とか周りも見られるようになりました」と、19歳ながら、余裕さえ感じさせる。
 今年、5000mで日本歴代3位をマークしたベルギーの試合から始めた“ちょんまげ”スタイルで、23日も「かっ飛ばす」つもりだ。

「日本の1区の方が強いので、1分以上差をつけられないようにしたいです。32分台が出せればいいですね。今月に入って貧血でちょっと体調を崩してしまい、走れるかどうかわからない状態でした」
 1区の区間記録30分55秒を持つ千葉は、控えめなコメントだ。「千葉県選抜」記事でも触れたが、区間記録を出した5年前とは、状況が何もかも異なる。現在、大阪国際女子マラソンに向けて走り込みのまっただ中。貧血になったのも、走り込みが原因(脚に衝撃が加わることで赤血球が壊れる)と思われる。
 ともすると、かつて絶好調だった大会に出ることに、二の足を踏みがちになるが、千葉はそのあたりを気にしていない。「今(の私の状態)だったら、ジャパンに選ばれることはないですよね。それに、この大会の地域代表は千葉だけです。千葉に住んでいないと出られないわけですから、ラッキーです。楽しい場ですし」
 実は、千葉はヌデレバと初対決ではない。今年の2月、ボルダーからプエルトリコに足を伸ばして10kmロードレースに出た。その時にヌデレバも一緒だったという。
「ロルーペ(ケニア)さんとかマイヤー(南アフリカ)さん、男子ではハヌーシ(米)さんも一緒でした。並走はしなかったです。私は33分台でしたが、彼女も32分台でそんなによくなかったと思いますよ」
 パーティーが数日前から毎日行われたり、ビーチやプールがあったりして、リラックスムードのレースだったらしい。今回も千葉にピリピリしたところはない。好調だった時期を思い出すのをいとわない姿勢といい、細部にこだわらない余裕が今の千葉にはある。

 注目の渋井陽子(三井住友海上)は、10km区間ではなく4区5kmへの起用された。脚の状態が万全ではないので、大事をとって短い区間となったとのこと。
 男子では、「調子がよければアンカーを志願したい」と話していた藤田は、4区5kmへの起用。「駅伝で短い距離は、大学4年の出雲(全日本大学選抜駅伝)の2区(6km)以来ですね。最初から最後まで行くつもりで走らないといけないですね。ペースとか考えず、ガツンと行けるかどうかわかりませんが、行かないといけないですね」

 ヌデレバ以外の外国勢では、世界選手権5000m優勝者のエゴロワ(ロシア)は予想通り2区。ロシアとしてはここでトップに立つ目論見だろう。男子ではカナダが、これも予想通りシーブラーを1区に起用してきた。2区に1500mの強いフッドを配し、前半で抜け出す作戦だ。しかし(レース展望は別記事にする予定だが)粒ぞろいの日本が男女とも優勝争いできる布陣であることは、間違いない。23日は白熱した好レースが見られそうだ。



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