2001国際千葉駅伝
レース前日記者会見
キャサリン・ヌデレバ
『私が彼女（高橋）の記録を破ったように、彼女がまた記録を破るかもしれません』

Ｑ．現在のコンディションと明日の抱負は？
ヌデレバ　コンディションはいいです。明日のレースはとにかく、できる範囲でベストを尽くしたいと思います。私の目標は常に、ベストを尽くすこと。それに集中しています。

Ｑ．１区（10km）の区間記録30分55秒を更新する自信は？　目標とするタイムは？
ヌデレバ　とにかく明日は、最善を尽くしたい。タイムを予想するのは難しいです。神のご加護のもと、私のベストで走りたいと思います。

Ｑ．過去にも千葉、横浜と駅伝に参加されていますが、駅伝の面白さと大変さをについて、どう考えていますか。
ヌデレバ　私は長距離を走ることが大変好きなのです。千葉では前回参加したとき、良い記録を出すことができ、楽しむことができました。横浜も自己記録を出すことができ、大変いい結果を残せました。駅伝に参加することでどれだけ記録を更新できるか、それが楽しみです。

Ｑ．タスキの受け渡しをする部分では、どうですか。
ヌデレバ　タスキについては、次のランナーにうまく渡せるようにしたい。

Ｑ．１区は駅伝の流れを決める区間で、絶対に出遅れられない。日本人選手は、駅伝の１区を任されるとプレッシャーを感じますが、１区を走ることをどう考えていますか。
ヌデレバ　１区は初めての経験ですが、今のところプレッシャーは感じていません。どこで走ろうと、神様が必ず見守ってくれています。１区でも必ず見守ってくれるでしょう。最善の努力をし、最高のレースをしたいと思います。

Ｑ．ケニアとしては、どのくらいの順位を考えていますか。
ヌデレバ　おそらく全ての選手がベストを尽くすことを考えているでしょう。勝つことができたら、嬉しいです。

Ｑ．自分の優れている点は、どこだと思われますか。
ヌデレバ　その質問に答えるのはすごく難しいことです。１つを挙げるのは、難しいです。神が私のことを見守ってくれていて、神の力とトレーニングを積むことで、私の弱い部分も伸びています。神が必ず、私を見守っていてくれています。

Ｑ．高橋尚子というランナーについて、どう思っていますか。
ヌデレバ　グレートで、スマートで、ストロングなランナーだと思います。おそらく、ベスト・マラソンランナーの１人でしょう。今回、私が彼女の記録を破ったように、彼女がまた記録を破るかもしれませんし、別の誰かが破るかもしれません。記録は破られるためにあるのです。

Ｑ．来年のマラソンの予定と、今後の目標タイムを教えてください。
ヌデレバ　予定ははっきりしていません。ゆっくり休んで、12月末あたりで来年の予定を組みたいと考えています。出場するのがボストンかシカゴか、はっきりしていません。国の代表として英連邦大会に出るかもしれません。そうなったら、シカゴには出られませんが、私としてはシカゴに出てタイトルを守りたい気持ちはあります。記録については今後、ベストを尽くしてやるだけです。そうすれば神様が必ず、見守ってくれるでしょう。


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