各位 平成18年7月吉日
「森千夏さんを応援する会」一同
お礼・経過報告

 盛夏の候 皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 このたびは、本校卒業生で女子砲丸投日本記録保持者(アテネ五輪代表)の森 千夏さんを応援する会の趣旨をご理解いただき、医療情報・応援・治療費援助にご協力いただき誠にありがとうございました。
 おかげさまで、医療関係者からはたくさんのご助言をいただき、同じような闘病経験をされた方やご家族の方からも多くの医療情報をいただいて、問い合わせの出来た病院からは、治療方針の貴重な指標を得ることができました。
 応援のお手紙・メール・FAXも多数いただき、森さん自身も大変はげまされ喜んでおります。
 また、治療費援助も1200件以上のご協力を賜り、総額1500万円を上回り当面の治療費用・生活費用には困らないだけの金額となりました。日本陸上競技連盟にも口座を開設していただき、全国各地の競技会などでの募金活動や呼びかけによって多くの方々に貴重なるお心遣いを賜りましたこと、ご家族に代わり心より感謝申し上げます。皆様のご協力のおかげをもちまして当面の治療には充分な金額に到達しましたことをご報告するとともに、謹んで感謝の言葉を申しあげたいと思います。
 医療情報及び森さんへの応援メッセージ等につきましては、これまでどおり受付を継続させていただきますので、引き続きご支援くださいますよう、お願い申しあげます。
 新聞をはじめとする各メディアの皆様、並びにホームページ等から当会へのリンクを貼ってくださった各学校及び選手の皆様にも改めてお礼を申しあげたいと存じます。

現在の様子
さて、森さん自身は現在再入院をし(5月21日より)、体力の回復を目指し、再度がん細胞を消滅させるべく治療に専念しています。4月の退院以来、不安から精神状態が不安定になり気力を失いかけたときもありましたが、皆さんの応援や、各大会での選手の皆さんの活躍の報に触れたおかげで、現在は前向きな気持ちを取り戻すことができ、「千夏スマイル」も復活して病気と闘っています。
特に、昨年まで同僚の池田 久美子選手の走幅跳での日本新記録樹立や、先日の日本選手権での醍醐 直幸選手の走高跳での快挙には、涙を流しながら「みんな、頑張っていますね。私も頑張ります。」と元気に話していました。
本来ならば、本人自ら皆様方にご挨拶いたすべきところでございますが、現状に鑑みてご寛恕いただきますようお願い申しあげます。一日も早く元気な姿をお見せできますよう、本人は頑張っておりますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、今回の「森 千夏さんを応援する会」の活動において
日本陸上競技連盟、スズキ陸上競技部、国士舘大学陸上競技部、東京陸上競技協会、東京都高等学校体育連盟陸上競技専門部、東京都中学校体育連盟陸上競技専門部、東京高等学校をはじめ、各競技団体および選手の皆さん、そして、応援してくださいました全ての皆様に再度感謝申し上げます。

ありがとうございました。


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