2001/3/10
名古屋国際女子マラソン展望記事
有力選手記者会見全コメント 
「目標は2時間24分台」(松尾)
藤川も練習に自信


出席選手
V・エゴロワ(ロシア)
大南博美(東海銀行)
大南敬美(東海銀行)
松尾和美(天満屋)
永山育美(デンソー)
甲斐智子(デンソー)
下司則子(九電工)
藤川亜希(ラララ)

 Q.今回のレースに向けて、どんなマラソン練習をしてきて、それに満足・納得している点、していない点、現在の調子などをお聞かせください。
エゴロワ かなり真剣に練習してきました。もしかしてこれが最後のレースになるかもしれません。そろそろ引退を考えないといけない年齢ですし。でも、個人的にはいい練習が、アルバカーキで3週間、集中してできました。調子はいいので、頑張りたい。
 大南博美 1月中旬から昆明でスタミナ練習を、帰国してスピード練習をしてきました。私は故障上がりで、脚の状態を見ながらだったので、ちょっとスタミナに不安がありますが、今の調子を100 %出せるように頑張ります。
 大南敬美 26分を切るための練習を中国で1カ月間こなしてきて、充溢したいい練習ができました。調子は、いい感じで仕上がっています。
 松尾 調子はいいと思います。昆明で2月いっぱい合宿してきました。満足できた点は予定通り、メニューをこなせたこと。課題はレースが終わってから出てくるものなので、今のところありません。
 永山 12月から昆明で合宿してきました。マラソン自体初めてで、満足した点も課題もまだわかりません。走ってみて、次へつなげたいと思います。調子は悪くありません。
 甲斐 去年の名古屋に比べると、充実した練習ができました。走り込み、スピードとバランスのとれた練習ができました。調子もまあまあ。明日はベストの状態で走れると思います。
 下司 調子がいいのか悪いのか、わかりませんが、悪くないと思っています。監督、コーチから与えられたメニューはすべてこなせたので、満足しています。練習はずっと国内でやってきて、いい練習ができたと思います。
 藤川 日に日に体調が上がっています。明日もいい走りができればと思います。今までの2回のマラソンと比べると、トータル的に長い距離もスピードも、いい練習ができたと思います。練習は国内で、アップダウンを取り入れて、いい感覚がつかめたと思います。
 Q.日本選手は2時間26分を切って日本人トップになれば世界選手権に内定しますが、どんなレース運びをするつもりですか。目標タイムと順位は? その中でエゴロワさんはどんなレースを?
 エゴロワ 新記録を出そうとは思っていないので、強い日本選手の中で、トップ集団に着いていきたいと思います。
 大南博美 スタミナが不安なので、本当は先頭集団についていきたいのですが、今回はマイペースで走ると思います。
 大南敬美 前半からレースの流れにしっかり乗っかって、最後は勝負ができるレースをしたい。2時間26分を切って、日本人1位を目指して頑張りたい。
 松尾 26分にはそんなにこだわっていません。目標は2時間24分台で、順位については他にも強い選手がたくさんいるので、終わってみないとわかりません。特に、こうせなあかんというのは、ありません。
 永山 やっぱり代表に選ばれたいので、26分を切ることが目標です。順位もできるだけ上の方を。
 甲斐 みなさんと一緒で、世界選手権の代表に選ばれるよう、頑張ります。
 下司 自己新を出すことが目標です。世界選手権のことも視野に入れていますが、あんまり考えすぎると走れなくなるので、自然体で行きたいと思います。
 藤川 世界選手権の基準である26分と日本人1位を頭に入れながら、リラックスして一番いい走りができればと思います。
 Q.松尾さんは、ペースが目標タイムにそぐわないものだったらどうしますか。
 松尾 力のある選手ばかりですし、名古屋の場合風とかを考えると後半上がると言われていますし、前半から飛び出すことは考えていません。
 Q.永山さんは初マラソンですが、心境は?
 永山 初マラソンですが、このマラソンに向けて練習はたくさんやってきました。知っている選手も多いので、リラックスして、皆さんの力を借りて走りきりたいです。
 Q.中間点をどのくらいのタイムで通過したいですか?
 エゴロワ レース展開や先頭集団の走り方によりますので、予想は難しいのですが、全てがうまくいったら、1時間12分台です。
 大南博美 去年のビデオを見たのですが、前半は去年と同じように、1時間12分台では走りたいです。
 大南敬美 レースの流れでどうなるかわかりません。特に設定していません。
 松尾 レースの流れ次第だと思います。1時間11分半から12分で付かせてもらえれば嬉しいです。
 永山 レースの流れ次第ですが、できるだけ付いていけるようにしたい。
 甲斐 1時間12分から13分の間で通過できればいいと思ってます。
 下司 1時間11分から12分でいけたらいいですね。
 藤川 ハーフのタイムはあまり気にしていません。レースの流れの中で、先頭集団で行きたいと思います。