2002/3/18 東亜マラソン
藤田敦史、凱旋帰国インタビュ
その2 これまでと異なる練習パターン
『2カ月のマラソン練習で走れたことは、自分にとって大きいですね』
藤田敦史凱旋帰国写真その2

 3月17日の東亜マラソンに2時間11分22秒で優勝した藤田敦史(富士通)が18日午後、凱旋帰国した。成田空港で行われた記者会見の内容を、レース展開・トレーニング・今大会の位置づけ・今後の展望と、4つの項目に分けて紹介する。

 (日本最高を出した)福岡の前の4カ月は、合宿をカチっと組んで走り込み、それ以外は休むというパターンでした。それが今回、合宿は1回だけ。1月に奄美でやった10日間だけです。3部練をやったのもその10日間だけ。
 走行距離は1月が1100km、2月が900kmですが、2月は日数が少ないので、30日に換算すると1000km弱でしょうか。今回も40km走は4本はやっているんです。奄美では30kmまでで、そのあと1月から2月にかけて千葉で、4週間連続でやりました。水曜日にインターバル、土曜日に40km走のパターンで、毎週土曜日が来ると「また土曜日かー」と思っていました。

 基本的な走り込みは全然違います。昨日のレースでも、30km過ぎてから脚に来ていました。スローペースに助けられましたね。スローにだるくなって、みんなペースが上がらなかった部分があったと思います。
 ただ、(練習場所の)検見川の風が強かったことが幸いしました。風が強い中でも1人で走り込んでいましたから、ソウルの風も同じように感じられて、36kmで飛び出したときもいつもの向かい風、という感覚でしたから。

 今回、2カ月のマラソン練習で走れたことは、自分にとって大きいですね。今までは、“4カ月やらないと”と思っていましたが、2カ月でも勝てましたから自信になります。
 福岡のときのような練習ができれば理想なんでしょうが、無理を押して練習しても仕方ないと今回わかりました。福岡のときを100%とすれば、今回は7割の出来。マラソン練習は4カ月とこだわらず、いい状態で入るのが重要だということです。今まで4カ月やらないと走れないというのが頭にありましたが、その固定観念がなくなりました。ガチガチになってやらなくてもいいと、楽になりました。

 走り込みは全然違いましたが、最後の1カ月は福岡のときとほぼ同じ練習ができたんです。厳密には多少、遅かったと思いますが、かなりレベルの高い調整ができたと思います。最後の調整は、福岡よりもいいくらいでした。2時間8〜9分台も狙えると思っていましたから、今回の記録には満足していません。

その1 レース展開
その3 東亜マラソンの位置づけ
その4 今後の展望


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