2002/4/12 ロンドン・マラソン
レース前々日、尾方のランチ・インタビュー
『勝負がメインです。メンバーは今回の方がいいのですが、ベルリンの4番を上回りたい。海外の選手がやっているような、試合をこなしながらマラソンに持っていくやり方で臨みます』
4月12日、ランチ・インタビューの席での尾方剛(中国電力)のコメントは以下の通り。
Q.ロンドン入りの日にちと、その後の練習は?
尾方 9日に入りました。練習はジョッグだけで、今日の午後(15:30から)、刺激を入れます。
Q.体調は?
尾方 昨日までは時差の影響がかなりあってきつく感じましたが、ましな方かもしれません。
Q.ベルリンのときと比べると?
尾方 ベルリンは練習も結構やって、がっちり調整しましたが、今回は練習期間がそこまではとりませんでした。1月に駅伝を2レース、3月にハーフマラソンに出ています。練習を変えたというほどではないんですが、海外の選手がやっているような、試合をこなしながらマラソンに持っていくやり方です。3つのレースでは結構走れていますので、これがマラソンにつながれば、今後にもつながります。ロンドンだからと(意気込んで)狙っているのではなく、マラソンへの過程で(短い距離の)レースに出て、どういう結果が出るのか試してみたい。
Q.目標タイムは?
尾方 7〜8分台が出ればいいですね。強い選手が多くて駆け引きもあると思うんですが…。
Q.でも、ゲブルセラシエが速いペースメイクを希望しているらしいですけど。
尾方 そうですね。彼が速いペースで行くなら、僕は集団で行くだけです。3分ペースで行ってくれれば、それでいいかなと。そこで我慢して、30kmから勝負できればいいと思っています。
Q.中国電力記録(油谷繁の2時間07分52秒)を狙っているわけですね?
尾方 そんなに意識しているわけではないんですけど。タイムにはそこまで執着していません。10分は切りたいんですけどね。勝負がメインです。メンバーは今回の方がいいのですが、ベルリンの4番を上回りたい。
Q.ロンドンを選んだ理由は?
尾方 記録を狙うのならロッテルダムの方が狙えるのでしょうが、ロンドンの方が格上です。今回、ここまで集まるとは思いませんでしたが、格上のレースで走ってみたかった。こういう機会はあまりないと思うので、どこまで通用するか、試してみたいんです。
Q.特に意識していたり、尾方選手と関係の深いような外国選手はいますか。
尾方 特にはいませんが、みんな強い選手ばかりですからね。どれだけ勝負できるか、試してみたいですね。
Q.コースの下見は?
尾方 昨日、ハーフまで車で見ました。後半のコースは、朝練などでジョッグしています。ここ(タワーブリッジ)からビッグベンあたりまで。石畳が何カ所かあって気になります。
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