2002/5/3 静岡国際アウトライン(未完成版)   リザルツは静岡陸協サイト
近藤が4m15の日本歴代2位
荒川が8mジャンパーに

吉田はシーズン第一戦で57秒台
好調同士の対決は福士が山中に逆転勝ち


 春季サーキットの第3戦、静岡国際は5月3日、静岡市の草薙陸上競技場で行われた。
 記録面での収穫として一番に挙げられるのは女子棒高跳。近藤高代(長谷川体育施設)が4m15に成功した。小野真澄の室内日本記録の4m30とは15cm差があるが、同じく小野の持つ日本記録4m20に次ぎ、日本歴代2位に相当する。
 また、小野が日本人として初めて4m00に成功した翌年、2人目の4mボウルターとなった近藤だが、その99年から3年間4m10の自己記録が続いていた。それを4年目にして5cm更新したことになる。
「やっと一歩、前に進めました」のコメントに、過去3年間分の思いがこもっていた。

 男子走幅跳は例年、好記録が誕生する大会。追い風参考が多かったが、今年も7m80以上、さらには8mジャンプが続出した。1・2位を中国人選手に占められたが、日本記録保持者の森長正樹(ゴールドウイン)が8m08(+2.5)で日本人トップの3位。4位の荒川大輔(同大)が8m06(+1.9)で4位。日本歴代7位、学生歴代4位の快跳で、日本人9人目の8mジャンパーの仲間入りをした。
「(8m台は)ヒト桁しかいないんですか。嬉しいです」
 荒川は高校が太成高で森長の後輩、大学が同大で朝原宣治(大阪ガス)の後輩という立場。「走幅跳は森長さんを、短距離は朝原さんを見習って頑張ります」
 ハングオーバー(反り跳び)スタイルは特に影響を受けたわけではないというが、「尊敬する走幅跳選手」の森長と一緒。年に3回の太成高合宿や、森長が帰阪した際には一緒に練習を行い、アドバイスを受けてきた。
 3本目に公認で7m93を跳べて「これだけでもいいか」という気持ちになりかけていた荒川に、「今日はいい感じだから、追い参でもいいから(8mを)」と気持ちを切れさせなかったのも森長だった。
(完成版では他種目にも触れます)

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