2002/4/20 群馬リレーカーニバル第1日
綾がパフォーマンス歴代2位の63m28!
女子100 mHは森本が圧勝
混成競技は平田と平戸が初日をリード
20日、春季サーキット第1戦の群馬リレーカーニバル初日が行われた。小野真澄が欠場した女子棒高跳は江口茜(TFC新潟)が4m00で優勝、近藤高代(長谷川体育施設)は3m90で2位。昨年、日本記録(64m43)を出した綾真澄(グローバリー)と、今季61m91の歴代2位をマークした室伏由佳(ミズノ)の対決が注目された女子ハンマー投は、綾がパフォーマンス歴代2位の63m28で優勝。
群馬の看板でもある混成種目は、男子は平田卓朗(日体大)が3839点で順当にリード。高校生の福島翔(東京学館新潟高)が3748点で2位につける健闘を見せている。女子は筑波大女子主将の平戸安紀子(筑波大)が3353点で、日本記録保持者の中田有紀(サカツコーポレーション)を大きくリードしている。
綾真澄のコメント
「今日は初戦ということもあって、自分のやらなければいけないことが、ごっちゃになってしまいました。特に前半が反省点です。4〜5投目まではつかめない感じで、6投目でやっと少しできたかなと。でも、6投目ですら(自己2番目の記録でも)全然、しっくりきていません。振り切っていないんですよ。4回転目の足がついていっていないので、振り切る状態にもっていけていません。
冬場はウエイト中心でやってきました。世界選手権で技術よりも体力のハンディを感じたので、パワー面のアップに取り組んだんです。ウエイトは10〜20kg、種目によっては40kgアップした種目もあります。やり投の三宅(貴子・ミキハウス)さんと一緒に取り組みました。
今シーズンは試合を1つ1つ、織田記念も日本選手権も、この2〜3カ月の試合を大事にしていきたい。前半の試合があるから後半もある、と考えています。(記録的には)65mとか、もっと上の記録を出したい。日本では勝って当たり前、くらいに考えています。日本で勝って満足してしまったら、現状維持になってしまいます。もっとすごい人たちがたくさんいるわけですから、対等に戦うためには現状維持ではダメなんです。
今年はアジア大会に出るためには、日本選手権で頑張らないといけません。最終的にはアジア大会でどう戦うか、なんですが、それには気持ち面も重要だと思っています」
室伏由佳のコメント
「勝ってやろうとかはあまり考えず、数字の関係はついてくることではあるんですが、本来の技術、練習でやってきたことを出すことを考えました。(思うようにいかなかったのは)タイミングが合わなかったから。この1週間、タイミングが合わない投てきが何本かあって、試合が近くなるにつれて合わなくなってしまったんです。全体的なバランスや、スピードを加速する場合にもっていく動作を慌ててしまったり、細かい部分です。
今年は、去年までとまったく違います。総合的なスキル、メンタル面、そして練習内容も(このあたりの詳しいことは、別の機会に)」
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