2002/3/8
全日本実業団ハーフマラソン主要エントリー選手
男子は高岡vs.好調の坪田、気になる永田宏一郎の状態
女子は川上&岡本の沖電気勢がエントリーだが…


 3月10日の第30回全日本実業団ハーフマラソンのエントリー選手が判明した。
 男子は高岡寿成(5000m&1万m日本記録保持者、シドニー五輪1万m7位。肩書きに何を書くか困る選手)に、好調が伝えられる坪田智夫が挑む。ニューイヤー駅伝では低調だったが、高岡と並んで1万m27分台の記録を持つ永田宏一郎の復調ぶりも注目される。
 若手では角田達彦と前田和浩の九電工勢が要チェック選手。スピードランナーでは前田貴史、手塚利明のアラコ・コンビも面白い存在。佐藤敦之と家谷和男の安定感のある走りもあれだ。そして、ベテランの早田俊幸がどんな走りを見せるか。

 女子では川上優子と岡本幸子の、故障に苦しめられた沖電気コンビが出場してくれば興味が持たれる。
 現在の勢いでは真鍋姉妹と黒澤の四国電力トリオと、原&小川の京セラコンビがあれだ。埼玉出身の里村桂と吉田香織も注目の的。同日に行われる名古屋国際女子マラソンでは、里村の埼玉栄高の先輩・田中めぐみ(あさひ銀行)が初マラソンに挑む。
 名古屋の初マラソンといえば野口みずき(グローバリー)の注目度が高いが、野口は昨年のこの大会の優勝者。たんなる偶然だが、“ハーフの女王”の異名をとるだけに、因縁めいていると言えなくもない。

 因縁といえば、男子の高岡と坪田は1年前(2月)に熊日30kmで対決し、ともに1時間29分台の記録でワンツー。高岡は初マラソンの福岡で合格点の付けられる走り(2時間9分台で3位)をし、対する坪田は初マラソンを予定していたびわ湖を、1月に練習が積めずに見送った。因縁めいていると言えなくもない。

<注> 男子はベスト記録が1時間3分未満の選手にプラスして基準はないですけど何人かを、女子は1時間12分未満の選手と選手と何人かをリストアップ。過去の傾向としては、エントリーは多くの選手がするけど欠場者も多い大会です。

主要エントリー選手
選手 所属 備考
森 勇気 コマツ電子金属 招待
家谷和男 山陽特殊製鋼 招待
高橋尚孝 富士通 招待
坪田智夫 コニカ 招待
小林雅幸 三井住友海上男子
山本泰明 三井住友海上男子
小林正幹 富士重工業
横山 景 富士通
宮本善史 コニカ
松宮祐行 コニカ
石毛豊志 ヤクルト
西澤洋務 ヤクルト
湯浅龍雄 ヤクルト
山口洋司 NEC
横田一仁 NEC
早田俊幸 ホンダ
南  忍 小森コーポレーション
奈良 修 日清食品
荒井 崇 日清食品
手塚利明 アラコ
前田貴史 アラコ
河野俊也 スズキ
飯田涼平 スズキ
佐藤功二 スズキ
日向嘉紀 滝ヶ原自衛隊
高橋謙介 トヨタ自動車
泉  亘 YKK
西村哲生 YKK
武田宏旦 四国電力
宮原充普 四国電力
大川久之 山陽特殊製鋼
水口紀幸 大塚製薬
尾池政利 大塚製薬
大島健太 くろしお通信
中野 剛 佐川急便
中野幹生 佐川急便
中原大輔 NKK
小林正典 NKK
藤本大輔 中電工
林 健太郎 中電工
小倉幸康 カネボウ
高岡寿成 カネボウ
井幡政等 カネボウ
松山 孝 カネボウ
市之瀬 進 カネボウ
坂東久也 カネボウ
鍋島隆志 NTT西日本
細川道隆 NTT西日本
道方智徳 NTT西日本
大浜洋平 マツダ
五十嵐範暁 中国電力
油谷繁 中国電力
尾方剛 中国電力
吉田行宏 中国電力
佐藤敦之 中国電力
川本幸吉 中国電力
荒川大作 中国電力
梅木蔵雄 中国電力
永田宏一郎 旭化成
佐藤智之 旭化成
角田達彦 九電工
鬼塚智徳 九電工
石島 隆 九電工
木野行純 九電工
前田和浩 九電工
糸山二朗 安川電機
坂本友和 安川電機
小畑昌之 安川電機
村瀬恵太郎 安川電機
阿部祐樹 三菱重工長崎
原 和司 三菱重工長崎
有隅剛志 西鉄
鄭桂霞 スズキ 招待選手
坂本直子 天満屋 招待選手
後藤由華子 TOTO 招待選手
加納由理 資生堂
北島良子 富士銀行
佐々木律子 松下通信
吉田香織 積水化学
ルース・ワンジル 日立
大石友恵 スズキ
高倉裕子 スズキ
崔 国梅 スズキ
松岡範子 スズキ
小林恵美 デンソー
里村 桂 デンソー
村田 史 日本生命
原 裕美子 京セラ
小川清美 京セラ
真鍋裕子 四国電力
真鍋陽子 四国電力
黒澤奈美 四国電力
片渕恭子 ワコール
楠 真美 デオデオ
磯部知子 デオデオ
小鳥田貴子 デオデオ
山本奈美枝 天満屋
山元 愛 沖電気
大石里奈 沖電気
岡本幸子 沖電気
川上優子 沖電気
西尾麻耶 九電工
岩本 杏 TOTO
尾崎佐知恵 サニックス
市丸 愛 サニックス
小林雅代 サニックス