2002/8/3 茨城インターハイ
男子100 m“記録&市船橋”バージョン
相川、10秒30の高校歴代5位
目標の10秒39(=市船橋記録)を大幅に更新
男子100 mは相川誠也(市船橋高)が中盤で抜け出すと、終盤で後続を大きく引き離した(スタートでもリードしていたかもしれない)。準決勝で10秒43(+1.1)の自己新をマークした相川の記録的な目標は、10秒39の市船橋高記録の更新だった。「39」は95年に新田幸一(→早大)、97年に小島茂之(→早大→富士通)の先輩2人が出している市船橋ゆかりの数字。フィニッシュライン脇のタイマーは、10秒39ではなくて10秒29で止まった。正式計時は10秒30だったが、目標は大きく上回った。
「(10秒30には)満足しています。39をやっと超えられました」
「今まで39が目標でしたが30が出せたので、高校記録(10秒24)も考えていきたい」
市船橋高出身のスプリンターで、オリンピック代表となったのが小島で、シドニー五輪では4×100 mRでファイナリストにもなっている。小島は97年のアヌシー世界ジュニア100 mで8位と、こちらもファイナリストに。そして相川は昨年の世界ユース選手権で100 m7位。市船橋出身スプリンターで残された課題は、世界選手権での決勝進出(マラソンでは市船橋高OBに鈴木博美という金メダリストがいる)。小島と相川、どちらが早く課題を達成するだろうか……なんて、同列に扱った書き方をしたら小島に失礼だろうか。
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