2002/5/16 関東インカレ第2日
末續、予選10秒31、準決勝では10秒16の大会新
「今日の感じだったら(明日の決勝)いきますね。体がついてくるかどうか」

 関東インカレ2日目は5月16日、東京・国立競技場で行われた。注目の男子100 mの末續慎吾(東海大)は予選1組を10秒31(+0.3)でトップ通過(予選全体でも1位記録)すると、準決勝では10秒16(+0.2)の大会新をマーク。予選は14℃台、準決勝は15℃台の気温だったこと、そして末續自身のコメントから、明日の決勝がかなり期待できそうだ(だが、天気予報では明日は雨とのこと)。
 水戸国際の男子100 mで10秒13(世界選手権A標準突破)を出している田島宣弘(日体大)は予選3組を10秒49(+0.6・1位)で通過。準決勝は末續と同じ1組で10秒48の2位。1組3位は北村和也(早大)で10秒55。準決勝2組では宮崎久(東海大)が10秒29(+1.6)で1位、大前祐介(早大)が10秒42で2位、菅野優太(日大)が10秒49で3位。

準決勝後の末續との一問一答
Q.(不詳)
末續 今日の2本はちょうどいい刺激になりました。
Q.寒かった?
末續 寒いのは大丈夫なんですが、左脚、つりそうです。変な感じがありますね。追い風が吹いていたら出ていましたね。水戸っぽかった。
Q.荒馬みたいな感じ?
末續 そうっすね。まだ乗りこなせていないですけど。まだ、力が分散してしまう感じ。
Q.スタート5歩目あたりでバランスを崩した?
末續 出ていくときに突っ込みすぎてます。
Q.予選は?
末續 予選はボーっとしていました。準決は集中していましたが。(このコンディションで10秒1台は)自信になります。
Q.明日、コンディションがよかったら?
末續 今日の感じだったらいきますね。体がついてくるかどうか。
Q.去年よりも、顔を上げるのが早いように見えますが。
末續 スピードが上がっちゃうからです。どうにか、後半に、後半にと思っているんですが、スピードに耐えられないから顔が上がってしまいます。スピードを抑える余裕がないんです。(後半は)水戸っぽかったです。前に走っているのに、後ろへ引っ張られるような…。よくわからない感覚なんです。
Q.(冬期でついた走力に)まだ、慣れていない感じ?
末續 夏が来ないとわからないんでしょうけど、今日の感じでいけば最後まで持つと思います。

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