2002/5/18 関東インカレ最終日
1部&2部5000mの400 m毎通過&スプリットタイム
Ryoji & Ryuji

2部のレースをつくった松下と、1部を制した空山コメント

入賞者一覧1部  2部(各ファイル240〜330KBと大きいです)

 レースは最初から松下龍治(駒大)が先頭に立った。3200mで新人の佐藤拓也(帝京大)がトップに立つシーンもあったが、3400mでは再度松下がトップに。しかし、3800m付近で松下が後ろを振り返り、前に出るように促し、5000m優勝者の尾田賢典(関東学院大)が前に。4200mから尾田がリードを奪い始め、最後の2周で松村・松下の“駒大松松コンビ”に40m以上の大差をつけた。

松下のコメント
「引いた割にはまとめられたと思います。ウチのチームで1・2・3位を取りたかったんです。僕じゃなくても、松村が行ってくれればよかったんですが。(前週の)ハーフマラソンの疲れはちょっとありましたが、2部はレベルが低いですから、最初からペースをつくって、1部に引けをとらないような記録を出したかった気持ちはあります。とにかく“実のある”レースをしたかった。5000mくらいの距離なら、最初からいってもまとめられるようでないと。5000mのスピードを研くというよりも、タフさを身につけるのが目的でしたから。そのくらいでないと、最終的にマラソンはできませんから」

2部5000m 1部5000m
距離 通過 スプリット 距離 通過 スプリット
400 01:06.7 01:06.7 400 01:02.6 01:02.6
800 02:10.0 01:03.3 800 02:08.8 01:06.2
1200 03:15.7 01:05.7 1200 03:14.9 01:06.1
1600 04:22.7 01:07.0 1600 04:21.1 01:06.2
2000 05:30.8 01:08.1 2000 05:29.4 01:08.3
2400 06:39.5 01:08.7 2400 06:37.9 01:08.5
2800 07:48.6 01:09.1 2800 07:48.7 01:10.8
3200 08:58.2 01:09.6 3200 08:59.2 01:10.5
3600 10:08.2 01:10.0 3600 10:07.9 01:08.7
4000 11:16.1 01:07.9 4000 11:16.6 01:08.7
4400 12:21.3 01:05.2 4400 12:26.2 01:09.6
4800 13:23.6 01:02.3 4800 13:29.3 01:03.1
5000 13:54.2 00:30.6 5000 13:56.4 00:27.1
距離 通過 スプリット 距離 通過 スプリット
1000 02:42.1 02:42.1 1000 02:41.9 02:41.9
2000 05:30.8 02:48.7 2000 05:29.4 02:47.5
3000 08:23.1 02:52.3 3000 08:24.0 02:54.6
4000 11:16.1 02:53.0 4000 11:16.6 02:52.6
5000 13:54.2 02:38.1 5000 13:56.4 02:39.8
距離 通過 スプリット 距離 通過 スプリット
4600 12:52.8 4600 12:58.8
4800 13:23.6 00:30.8 4800 13:29.3 00:30.5
5000 13:54.2 00:30.6 5000 13:56.4 00:27.1

 一方の1部5000mは、カリウキ(山梨学大)が引っ張った。1万m優勝の橋ノ口滝一(同)が1000m、1500mで前に出るが、ともに1周前後でカリウキが再度先頭に立って引っ張る。2200mでカリウキが5mほどリードを奪うが逃げ切れない。
 3500mでは清水将也(日大)が、4400mでは中川拓郎(順大)も先頭に出る。
 ラスト1周地点の50m手前で橋ノ口がスパートすると、それについたのは空山隆児(早大)だけ。いったん遅れたカリウキがバックストレートで2人との差を詰め、ラスト150mではトップに。しかし、それをさらに、残り60m付近で差し返したのが空山だった。

空山のコメント
「(1500mと5000mに出場したのは)1万mの標準が切れていなかったから。(1500mは)スピードをつくりきれていない中距離選手が多いと感じていたので、スタミナで押していければと思いました。
 今日は留学生や橋ノ口さんがいくと思っていました。なんとか3000mまでは付いていけるだろうから、そこからあとをなんとかしたいという考えでした。橋ノ口さんはロングスパートが強いですから、“待って、待って”という感じで対応しようと思いました。(カリウキが来たことは)自分もスパートは考えていました。来たなら来たで、ラストで負けたら仕方ないと。
 高2の国体以来、自己記録が出ていなかったので嬉しいです。持っている力は出せたと思います。これをステップに、13分40秒台を目指します」

地区インカレ&地区実業団のトップ
寺田的陸上競技WEBトップ